フクイズミ末脚発揮で突き抜ける!
4日(日)に重賞のチャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬)が行われ、フクイズミが優勝。2着にトモエパワーが入り、松井浩文厩舎のワンツーフィニッシュとなりました。
さすがに各馬重量を課せられているだけに、道中は横一線のままゆったり進みました。第2障害はトモエパワーが真っ先に仕掛け、やや遅れてミサイルテンリュウ、ニシキシャープが挑戦する展開。そこから抜群の登坂力を見せたミサイルテンリュウが先頭で抜け、遅れてトモエパワー、いったんヒザを折ったフクイズミが続いていきました。
ミサイルテンリュウの逃げ脚は快調も、トモエパワーとフクイズミが並んで追撃態勢。残り20メートル付近から2頭が差を詰め、逆にミサイルテンリュウは末が甘くなる苦しい展開に。そして残り5メートル付近でフクイズミが並び掛けた直後に、ミサイルテンリュウが痛恨のストップ。フクイズミが突き抜けて先頭でゴールを果たし、追ってきたトモエパワーが寸前で交わして2着に入りました。立て直したミサイルテンリュウが3着を確保しています。
フクイズミは1月のヒロインズカップに続いて重賞3勝目。持ち味の末脚を生かすこの馬らしい競馬で、ビッグタイトルを獲得しました。トモエパワーも持ち味のパワー、持久力を発揮。ミサイルテンリュウもこの馬らしい登坂力、先行力を発揮しており、各馬とも個性を生かし切った好レースだったといえるでしょう。