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2007年1月13日 アーカイブ

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1/14ヒロインズカップ予想 矢野吉彦

2007年1月13日(土)

格より調子の牝馬戦

 正月重賞3連発、みなさんの成績はいかがでしたか? 当情報局での私の予想は2勝1敗で勝ち越し!と思ったら、銀河賞はハズレてましたね。スーパークリントン→スーパーロイヤルの馬単を買い目の中に入れていなかったなんて・・・。川崎競馬場のトークショーでは、斎藤編集長とともにスーパーロイヤルを推奨して予想を的中させましたから、テッキリ当たったものだと思っていましたが。でもまぁ、年末のばんえいダービーや4日のホクレン賞など、このところいい予想をしているので、その調子で行きましょう!

 ではヒロインズカップです。基礎重量770キロの賞金別定戦。ギャンブラークインは800万条件馬で10キロ減の760キロ、ウィナーサマーとエンジュダイヤは同じく800万条件馬で10キロと、明け5歳(=3月末まで4歳馬扱い)でさらに10キロ減の750キロ、アンローズは本年度獲得賞金により2段階(380万円につき10キロ)増量されて790キロというばんえい重量になりました。
 これで間違いなく有利になったのはサダエリコのはずですが、とにかく最近の障害のかかりが今ひとつ。牝馬同士の速い流れのレースになると、ここも不安感はぬぐえません。一方、2006年のばんえい年度代表馬に選ばれたアンローズも、帯広記念で苦手コース克服の兆しは見せてくれたものの、やはり速い流れでこのハンデではすぐに飛びつくわけにもいかないでしょう。
 そうすると、格より調子の牝馬戦ですから、トカチプリティー、ウィナーサマーあたりがおもしろそう。とくにトカチプリティーは北見のレディースカップを勝っています。その時の荷物が同馬より10キロ重かったサダエリコとは同量になり、30キロ重かったアンローズとの差は10キロ縮まるわけですが、その後の帯広の成績を考えれば、まだイケル、と思います。ウィナーサマーは前走の銀河賞で見せ場をつくりました。レディースカップではトカチプリティーから9.5秒差の7着に敗れていますので強気に狙うわけにはいきませんが、10秒以内の差なら大して負けていないとも考えられます。穴候補には挙げておきましょう。
 これに、ギャンブラークインとフクイズミを加えた4頭の馬単ボックスを買ってみたいですね。エッ、スターエンジェルを買わないのか、って? 確かに帯広記念の大激走を見たら買っておかなきゃいけないんでしょうが、重馬場の高重量戦で超スローな流れになり、障害勝負がうまくいっての2着と見ているんです。だったらむしろ藤野騎手に“フラれた"(?)ギャンブラークインのほうがいいかも。この4頭ボックスは結構いい配当が期待できそうなので、穴狙いが信条の私としては、これで行かせていただきます。

 帯広は、先週の大雪の後、好天が続きましたが、冷え込みはかなり厳しくなったようです。馬場状態も微妙。さらに、それぞれに強調材料と弱点を抱えた馬同士の対戦だけに、悩んだ末の結論になりました。さぁ、どうなりますか。では今回はこのへんで。

1/14ヒロインズカップ予想 斎藤修

不調でも能力でサダエリコ

 1月2、3両日に川崎競馬場をはじめとする南関東、および園田競馬場(2日のみ)などで行った帯広記念と銀河賞はけっこう売れたようで一安心。予想のほうは、帯広記念はまったくカスリもしなかったものの、めずらしく矢野さんと本命が一致した銀河賞のほうはそのスーパーロイヤルが2着に入ってくれてこちらもホッとした。

 さて、ヒロインズカップだが、重量については矢野さんが説明してくれているとおり。メンバー構成としては、11月12日のレディースカップ(北見)から8着のプリティブライトが抜けて、5月の旭川以来久々となるエンジュオウカンが加わったとだけという、ほとんど同じ顔ぶれ。
 そのレディースカップを勝ったトカチプリティーと重量差を比較してみると、当時はプラス10キロだったサダエリコとフクイズミが今回は同重量となった。
 というわけでここはサダエリコから狙ってみたい。6月の旭王冠賞以来勝ち星から遠ざかっていて、近走ますます不振の感じだが、北見記念では3着でそれほど負けているわけではない。この重量でこのメンバーなら本調子にはなくても勝ってもおかしくない。
 レディースカップではまったく見せ場をつくれなかったフクイズミだが、前々走のイオンカップでは3番手で障害を越えるとあとは持ったまま楽勝だった。あのレースができればここでも楽勝だろう。しかし極端な脚質だけに圧勝も惨敗もあり、重量の経験が740キロまでしかないのも不安材料。一応対抗評価にしておく。
 あとはレディースカップの上位2頭、トカチプリティーとプリンセスサクラコ。
 エンジュオウカンは休み明けで体ができているかどうかが問題だが、ある程度仕上がっていれば十分に勝負になるだけの力関係ではあるので押さえておく。
 ウィナーサマーは古馬オープンでの経験が少なく、このメンバーでは少々荷が重い。
 帯広記念2着と激走したスターエンジェルだが、ここは展開がまるで違うのでこれも見送る。
 ◎サダエリコ
 ○フクイズミ
 ▲トカチプリティー
 △プリンセスサクラコ
 △エンジュオウカン
 馬券はサダエリコから馬単表裏の流しと、同じくフクイズミから馬単表裏の流し。
 トリガミになる目もあるかもしれないけど、それも覚悟の上の16点買いということで。

 ところで正月の帯広開催は例によって8枠がたくさん出ていたのだが、大雪で中止になった7日を挟んであとの2日間は、8枠があまり出ずに、内のほうの枠がよく来ていた。
 当日は前半のレースで枠順による傾向も確かめておきたい。

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