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10/1岩見沢記念プレビュー

 岩見沢開催の掉尾を飾る重賞・岩見沢記念(3歳以上オープン)が、1日(日)に行われます。今夏のオープン戦線を彩ったフルキャストメンバーが、ここに駒を進めてきました。
 なかでも注目は、やはりアンローズ。ばんえいグランプリ優勝も記憶に新しいですが、その後も2連勝。今季の岩見沢[4-1-0-1]と好成績を残し、岩見沢巧者の面目躍如といった活躍を見せました。なにより障害の安定度は特筆もので、今回も2、3番手か、場合によっては先頭クリアの可能性も十分に考えられます。“テン”は別としても、“中よし終いよし”。よほどの乱ペースにならない限り、もっとも勝利に近い存在といえます。自身このレースは3連覇、大友栄人厩舎は5連覇がかかっており、陣営としても是が非でも勝ちたい一戦でしょう。
 前走金杯で9着と“らしからぬ敗戦”を喫したサダエリコは、今回も障害がキーとなります。こればかりは第2障害を迎えない限りわかりませんが、道中自分のペースを守れるような展開になれば、3、4番手クリアから怒濤の末脚を繰り出してくれるに違いありません。もちろん前走の内容が気になるところですが、ばんえいグランプリ(3着)の前走サマーカップでも7着と大敗しており、さほど問題ないのではないでしょうか。
 ミサイルテンリュウは、前走金杯で3着。障害は4番手クリアでしたが、これはじっくりタメたため。障害自体はひと腰ふた腰で上がっており、さほど気にするような結果ではないでしょう。ただ、ゴール前は甘くなっており、先行してセーフティーリードを築くこの馬のレースができないと、今回も厳しいかもしれません。
 実績馬ミサキスーパーが復調気配を見せており、一発大駆けの可能性を秘めています。ばんえいグランプリ2着に続いて、金杯でもアンローズの2着を確保。800キロを超えるレースでの先行力が持ち味であることを考えれば、ばんえいグランプリ以上の成績を望むことができます。いうまでもなく、ばんえい記念3年連続2着の実力馬。復活を印象づけるには、これ以上ない舞台と言えましょう。
 ほかではサマーカップでこれらを破ったトモエパワーが挙げられますが、ばんえいグランプリ(6着)や金杯(4着)を見る限り、ここで一気に浮上するようなインパクトはありません。ただ金杯では勝ち馬アンローズから5秒1差でもあり、ノーチャンスとはいえないでしょう。アッと驚く快走を期待したいところ。

出馬表はこちら

【参考レース】
7/23 北斗賞(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
8/6 サマーカップ(勝ち馬:トモエパワー)
8/13 ばんえいグランプリ(勝ち馬:アンローズ)
8/27 紅バラ賞(勝ち馬:アンローズ)
9/10 金杯(勝ち馬:アンローズ)
※映像はこちら

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