岩手競馬の今シーズン開幕となった7日、水沢競馬場で9日まで行われる全国競馬実況アナウンサーサミットにお声がけいただいたので参加した。もちろんぼくはしゃべるわけではなく、予想イベントでご協力しただけだが。
で、本題はやっぱりヤキソバ。
水沢競馬場はダートグレードが行われなくなってからなかなか行く機会がなくなってしまい、たしか2年近くぶりの訪問。そういえばここでヤキソバを食べたという記憶もあまりない。
で、最初にお断りしておくと、今回はちょっとイマイチだったため競馬場内のどこの売店で食べたかは伏せておくことにする。
まずコレ。
350円を払って、このパックを渡されたときに「ありゃりゃ」と思った。
紅しょうがはともかく、豚肉、キャベツ、ニンジンなどの具が、麺とは別に調理され、盛り付けられている。一見、体裁はいいようだが、まずこれはヤキソバのダメなパターン。ヤキソバは、肉や野菜を一緒に炒め、旨みが渾然一体となってこそ。しかもダシが効いているわけでもなく、ただ味が薄いだけ。こう言っちゃなんだが、食べなきゃよかったレベル。
せっかくヤキソバを食べたのにこれでは納得がいかないので、別のお店に突撃。今度はパックに入ったつくり置きではなく、注文してからちゃんと作ってくれそうなところを選んでみた。
で、出てきたのがコレ。
パック売りと同じく350円。できたてをちゃんとお皿で出してくれるなら400円か500円くらいでもよさそうだが、地方競馬にはありがちな、全店同じ商品は同じ値段、という原則を厳守しているのだろう。
作りたてで、ちゃんと具を一緒に炒めている上に、青海苔もかかっているのはいい感じ。が、しかし。ちょっと平べったい麺はさっきの店のと明らかに同じだし、ダシの効いてない薄味なのも大差ない。
濃い目のソースをかけて食べたいところだが、テーブルにはソースが見当たらない。端っこの棚の上にブルドックとんかつソースを発見したのは、ほとんど食べ終わりかけたころだった。
どうやら東北北海道はヤキソバ不毛の地であるらしい。競馬場に限ったことではあるのだが、東北北海道の競馬場で、コレといったヤキソバに当たったためしがない。
本来ならイマイチなヤキソバは紹介しないのだが、たかがヤキソバを食べるのでも、こんな苦労もしてるんですよ、ということで今回は紹介してみた。
そういえば、地方競馬だけでなく、札幌や函館や福島でもヤキソバの記憶がない。というわけで、競馬場でヤキソバを食べるなら、関東以西ってことで。
高知競馬場へ。
もちろん新人王争覇戦と黒船賞の取材なのだが、レースについては赤見さんのブログにお任せする。
が、ひとつだけ。存廃論議の渦中にあった岩手からは2人のジョッキーが招待されていたのだが、そのうちのひとり、山本聡哉(としや)くんが勝ったのはよかった。会心のガッツポーズが出た。
さて、通常ならヤキソバなのだが、今回は趣向を変えて焼きうどんにしてみた。
高知競馬場では、名物のひとつに鯨カツがあったのだが、それを扱っていた「串勝」さんが、おやじさんが病気とかで完全閉店してしまった。
じつは、その「串勝」のヤキソバが、ぼくの中では地方競馬でベスト3に入ろうかという絶品のヤキソバだったのだが、これが食べられなくなったのは残念至極。豚の脂カスのようなものと、なんといってもとなりで煮込まれているおでんのダシが隠し味としてイイ味を出していたのだった。
というわけで、「串勝」のヤキソバが食べられないのならむしろ別のものにしたほうがいいだろうと思い、代用というわけでもないが焼きうどんにしたというわけ。
で、今回は「はっとり」の焼きうどん350円也(スタンド下でなく、スタンド裏から離れた店舗のほう)。
まず焼きうどんといって、出されるまでにワクワクするのが、しょうゆ味なのかソース味なのかということ。
まったく別の仕事で全国を回っていたころの経験なのだが、焼きうどんは、関東など東日本はまずほとんどがしょうゆ味なのだが、名古屋あたりを境にソース味が多くなるのだ。名古屋圏はお店によってしょうゆとソースがだいたい半々。関西圏になると、むしろソース味のほうが多くなる感じ。あくまでもぼくの経験だけど。
果たして出てきたのは、しょうゆ味だった。
まず目に飛び込んできたのは、写真を見てもわかるとおり、長ネギの青い部分が大きいまま入っているということ。そのほかの具は、モヤシを中心に、豚肉、キャベツ、ニンジン。そしてたっぷりの鰹節と青ノリに、紅ショウガ。食べてみるとけっこうコクがあるのは、揚げ玉(天カス)が入っているからだろうか。
これで350円は、なかなか満足のボリューム感。
「串勝」のヤキソバのように、ハッとするような驚きはないものの、オススメの一品です。
そしておまけ。
「あ〜ん、記事がなかなかアップできな〜い」と苦悩しながらひたすらパソコンのキーボードを叩く赤見千尋の図。
まず最初にお断り。前回、名古屋の「ヤキソバ」は「その3」としましたが、今回から「佐賀編」のように競馬場名にしました。理由は。「あれ、これで何回目だっけ?」と前回の分を探すのがめんどうだから。というわけで深い意味はありません。
さて、今回の佐賀競馬場は当日入り。午後1時ごろ競馬場に着いて、まず最初の目当ては、下の予想でも書いたとおり「佐賀牛バーガー」へ。
なるほど。正門入ってすぐ右側の売店のひとつが佐賀牛バーガーに変わったわけね。
ジュースやポテトなどとのセットメニューが豊富にあるものの、ハンバーガー単体のメニューは……
佐賀牛バーガー 300円
佐賀牛チーズバーガー 350円
佐賀牛エッグバーガー 350円
よくばりバーガー 380円
よくばりバーガーというのは、名前と値段から想像できるとおり、チーズとエッグと両方が入ったもの。食べてみたのはもちろんコレ。
第一印象は、ソースがさっぱり。普通に売ってるウスターソースと中濃ソースの中間という感じ。それに新鮮なレタスとタマゴがいい感じでからむ。「からつバーガー」もそうだけど、この九州地方で人気のバーガーは、チェーン店のそれとは違って手作りの感じがイイっ! 当然注文してからつくってくれるので、少し待たされるけど、まあそれも楽しみのうち。おすすめです。
ちなみにワゴン車の「からつバーガー」のほうはというと、いつものとおり行列ができていて、注文を受けてから作るのでは間に合わないのか、メニューが「スペシャル(だったか?)バーガー」400円のみになっていた。
で、久々にちゃんとヤキソバが食える、というか選べる競馬場なのでヤキソバを食わないわけにはいかん。
ということで、今回は指定席エリア。ここには1コーナー側に2店舗の食堂、真ん中にカウンターのカレーやさん、4コーナー側に3店舗の食堂があり、覗いてみると真ん中のカレーやさん以外の食堂にはすべてメニューにヤキソバがあった。しかもどれも600円也。
なんの根拠もなく、なんとなく入ってみたのが4コーナー側3店舗の真ん中「勝屋」さん。
そして迷わずヤキソバを注文。
直後にプチ後悔。となりのテーブルのおやじが注文したちゃんぽんがウマそうだ。炒めた野菜がごっそりと乗っていて。しかし使命なので(ホントか?)ヤキソバを食わねばならんと気を取り直す。
出てきたヤキソバも野菜たっぷりだ。具は、キャベツ、玉ねぎ、ニンジン、モヤシ、それに肉は豚だけかと思ったら、下のほうから牛らしき肉も発掘された。さらには竹輪と、関東で言うところのさつま揚げをいずれも小さく切ったもの。
店内が暗かったのでちょっとピントが甘いのが情けない。
おそらくこのヤキソバの具たちは、ちゃんぽんの具と共通なのではないか。いや、そうに違いない。
だいぶ前に荒尾でヤキソバを食べたときもそうだったのだが、九州のちゃんぽん文化圏(そんなのがあるかどうかは知らんが勝手に命名した)では、ヤキソバの具も同じように豪華になるのではないか。いや、そうに違いない。
ソースは見た目のとおりサラっとしているのだが、やや甘め。ウスターソースなら辛めになるはずなのだが、こういうソースの感覚ははじめてかも、だ。
結論。
ハンバーガーにヤキソバ食べたらカロリー高すぎですよ!>自分
ちなみに佐賀記念の馬券のほうは、下の予想だと▲→◎→△という決着なので当たったように思われるかもしれないが、オッズを見たら◎クーリンガーから馬連複で流してもキングスゾーンでも来てくれないことにはそんなに儲からないので、実際に買った馬券は◎クーリンガー頭の馬単流し。ゴール前は、あぁぁぁ〜〜差してくれぇぇぇ〜〜という願いも半馬身届かず(泣)。
レディースジョッキーズシリーズの取材で名古屋競馬場を訪れた。
結果については、当日騎手紹介の司会としても活躍した赤見さんが速報として伝えているとおり。騎手を引退しても女性ジョッキーたちのイベントでは大活躍だ。
ちなみにグリーンチャンネルの取材では、元JRAジョッキーの細江純子さんが来ていた。こちらは競馬界で活躍する女性たちを取り上げる番組の取材だそうで、そちらでもレディースジョッキーズシリーズの様子はご覧いただけると思う。
で、ぼくは何を伝えるかというとヤキソバだ。
だいぶ間があいてしまったが「帰ってきた今月のヤキソバ」の第3弾は名古屋。その1とその2が笠松だったので、東海地区ばかりになってしまうのだが、まあそれだけギャンブルフードが充実してるということで。
名古屋のヤキソバというと行列しているのは正門を入ってすぐ右側のお店なのだが、ぜひともおすすめしたいのがパドックに一番近い「大島屋」さんのヤキソバ350円也。
コシのあるストレート麺にこってりとやや甘めで濃い目のソース。名古屋というのはおもしろい場所で、食文化的に関東と関西とが入り乱れているのだが、このヤキソバは完璧な関西風。具は、たっぷりボリュームのある豚肉とキャベツ。青のりはかかっていない。
で、ここの特徴はなんといってもヤキソバを焼く鉄板だ。鉄板というと普通は平面だが、ここの鉄板は円筒形をしているのだ。それが斜め45度くらいに設置されていて、ぐるぐると回転している中に材料を順番に入れていくと、半自動的にヤキソバが焼けるという画期的なもの。
文字で書いただけではおそらく想像しにくいと思うので、ぜひとも現地で確かめていただきたい。
その円筒形鉄板ではおそらくヤキソバしか焼いていないのだろうが、野菜炒めでもチャーハンでもできるのだそうだ。
4月28日、笠松競馬場へ。1カ月のうちに2度も笠松に来るのははじめてかも。
今回は競馬場内でヤキソバを売っているお店をすべてチェック。結果、このブログで紹介するのは2つ目だが、おそらく今回のところで笠松競馬場に現存するヤキソバはすべて食べたことになると思う。
で、今回のヤキソバやさんの場所は、ゴールまで100メートルのハロン棒があるあたりのスタンド2階で、お店の名前はどこにも書いてないので不明。
写真では前回のと同じくらいのヤキソバに見えるかもしれないけど、こっちのお皿のほうがひと回りもふた回りも大きい。
あっ!
前回書いておいた「馬券を一緒に写して大きさがわかるようにするプロジェクト」はいきなり断念。まだこの時点では馬券は買ってなかったので……。
紅しょうがは自分で好きなだけ乗せられるようになっているのだが、例によって笠松仕様のみじん切り。具はシンプルにキャベツと豚肉少々のみ。炒めるときに鰹節を入れてくれるのがポイント。そして最大の特徴は関東風の辛めのウスターソースを使っていること。
名古屋近辺の東海地区は食文化的におもしろい場所で、関東圏と関西圏が入り乱れている。たとえば焼きうどんなんかは関東圏はしょうゆ味で関西圏はソース味がほとんどだと思うのだが、名古屋あたりではお店によってしょうゆ味が出てきたり、ソース味が出てきたりなのだ。
というわけでこのヤキソバは関東文化圏ヤキソバ。
数人分の麺にお湯(たぶんダシではないと思う)をかけて炒め、ソースをかけない状態で鉄板の端のほうに置いてあり、注文ごとにソースをかけて焼くという方式。スタンド裏の食べ物やさん街と違って人通りがイマイチ少ないためか、ところどころ麺が乾いてしまってるのが難点といえば難点。麺を炒めるタイミングをみはからって注文するのがいいかも。400円也。