NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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水の浮く不良馬場となったかしわ記念JpnIを逃げ切ってJpnI初制覇を果たしたシャマル。「この馬が走るときはよく雨が降るんですよ」と松下調教師が笑顔で話していたことを思い出す。たしかに、ダートグレード6勝のうち5勝が不良馬場で、あとの1勝も重馬場。とはいえ2022年、良馬場のさきたま杯JpnIIでタイム差なしの3着という経験もある。そしてダートグレード6勝のうち4勝が小回り1400メートルという得意の舞台。佐賀では土曜日の明け方にかなりの雨量があり、日曜日以降は晴れ予報。渋った馬場のままを期待して本命としたが、稍重以上に回復するなら狙いを下げる。
イグナイターも小回り1400メートルは得意の舞台。昨年大井1200メートルのJBCスプリントJpnIは、むしろ不安視されながらも制した。前走東京盃は6着だったが、さきたま杯JpnIでレモンポップに2着の内容なら力落ちはない。
タガノビューティーは重賞タイトルこそないものの、かしわ記念JpnIで2年連続2着や、フェブラリーステークスGI・4着など強敵相手にたびたび好走。好不調の波はあるが、馬券としては押さえておきたい。
サマーチャンピオンJpnIIIを制したアラジンバローズは、再び同じ舞台での好走を期待。ただサマーチャンピオンJpnIIIがハンデ54キロで、今回定量57キロは楽ではない。
東京盃JpnII・2着だったマックスは、昨年も東京盃JpnII・5着、JBCスプリントJpnI・6着とそこそこ走っており、人気がなければ連下の穴として狙ってみたい。
大井・門別の1200メートルで連勝したチカッパは、今回小回り1400メートルの舞台ということでは狙いを下げた。
◎4シャマル
○12イグナイター
▲8タガノビューティー
△7アラジンバローズ
△5マックス
△11チカッパ
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前哨戦のレディスプレリュードは、直線半ばでアイコンテーラーが抜け出したところ、一気に迫ったグランブリッジがアタマ差とらえて勝利。この2頭は川崎記念JpnIでも勝ったライトウォーリアの2、3着ではあったがタイム差なしのきわどい決着。今回のメンバーではこの2頭の能力が一枚抜けていると見てよさそう。安定感ではグランブリッジだが、レディスプレリュードではアイコンテーラーのほうが1キロ余分に背負っていただけに逆転の可能性もある。
3番手には大井に移籍したキャリックアリード。移籍後、勝ち星は地方馬同士の秋桜賞だけだが、エンプレス杯JpnIIでは2着グランブリッジに2馬身差3着、スパーキングレディーカップJpnIIIではアーテルアストレアにクビ差2着と、能力的にそれほど差はない。
ライオットガールは、兵庫女王盃JpnIIIではマイペースの逃げに持ち込んで後続を完封したが、今回は大外枠からアンモシエラが主張していきそう。ここ3走がいまひとつの成績だけに3着まで。
3歳馬は能力的にやや差がありそうだが、テンカジョウはここまで5戦4勝と底を見せていない。前走マリーンカップJpnIIIは前2頭が飛ばして共倒れという展開に恵まれた面もあり、古馬一線級相手にどこまでやれるか。
◎7グランブリッジ
○9アイコンテーラー
▲6キャリックアリード
△3ライオットガール
△4テンカジョウ
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タケノサイコウは、今年の霧島賞では6着だったが、九州チャンピオンシップで4着に入り、さらにここ2戦、オープンクラスの中距離戦でも3着、3着と好走。近年、佐賀ではこの距離設定で九州産限定戦が行われたことがなく、1800メートルの舞台でリベンジに期待する。
高知のルピナステソーロは、霧島賞では2番手から抜け出して快勝。高知ではA級でも好走していて、このメンバーなら能力上位は間違いない。ただ中央時代も含めて短距離を中心に使われ、高知のマイル戦で3着があるだけ。能力の高さで今回もあっさりというシーンもありそうだが、初距離には不安がある。
霧島賞2着だった高知のアイアンムスメも短距離に特化して使われてきた。3走前には1600メートル戦での勝ち星はあったが、格付的には高知C1を勝ったまで。今回も挑戦者の立場。
アイタカは大隅特別を勝ち、霧島賞で1番人気に支持されたものの見せ場をつくれず8着。今回が中央からの転入初戦で、大隅特別を勝った程度に走れば上位争いはある。
カシノルーカスは、ロータスクラウン賞は9着だったが、それを除くここ3戦、1750メートル戦で結果を残している。
◎8タケノサイコウ
○2ルピナステソーロ
▲10アイアンムスメ
△12アイタカ
△6カシノルーカス
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デビューから2連勝で底を見せていないのがミトノドリーム。九州ジュニアチャンピオンでは、中団ラチ沿い追走から向正面で外に持ち出すと4コーナーでひとまくり。直線抜け出しゴール前では余裕があって2着ポリスヴィークルに5馬身差。今回大外枠なら包まれる心配がなくむしろプラスに思われる。
九州ジュニアチャンピオンでは逃げて4着だったダイメイヒロインは、続くアンタレス特別では5頭立てと少頭数だったが、3コーナーで先頭に立つと直線独走となって、最後は流すような感じでのゴール。前走カペラ賞は、勝ったポリスヴィークルを積極的に負かしにいったぶん、直線脚が上がって4着だった。1400メートルに戻ってハマれば一発がありそう。
ポリスヴィークルは九州ジュニアチャンピオンではミトノドリームに5馬身差をつけられて2着だったが、カペラ賞ではダイメイヒロインに勝負どころでからまれながらも直線振り切った。再びミトノドリームとの対戦だが、先行して早めにセーフティリードをとれれば逆転の可能性も。
カペラ賞3着だったルチル、同2着のアオイノユメは、それほど差のないゴール。特にアオイノユメは後方追走から4コーナー内を突いて伸びた倉富騎手の好判断で、九州ジュニアチャンピオン10着から巻き返した。今回は笹川翼騎手がどんなレースを見せるか。
◎12ミトノドリーム
○10ダイメイヒロイン
▲3ポリスヴィークル
△2ルチル
△8アオイノユメ
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JBCクラシックJpnIも選択肢にあったシンメデージーだが、結局は自重して地元戦出走となった。同厩舎の三冠馬プリフロオールインとうまく使い分けられながら、西日本クラシック、西日本3歳優駿など遠征でも結果を残して重賞3勝。東京ダービーJpnI・4着、ジャパンダートクラシックJpnI・5着は、アウェーながら地元南関東勢にも先着を許さず、ともに地方馬最先着という大健闘の走りを見せた。さすがにここで負けるわけにはいかない。主戦の吉原騎手は地元金沢の北國王冠での騎乗があり、今回はデビューからの2戦で手綱をとっていた妹尾浩一朗騎手が指名された。勝てば妹尾騎手は重賞初制覇となる。
相手は、高知優駿、黒潮菊花賞で相まみえたマジックセブン、イッセーノーデ、サノノスピードが候補。
マジックセブンは、一冠目の黒潮皐月賞には出走していなかったが、高知優駿3着、黒潮菊花賞2着と、この3頭では最上位の成績。しかも3歳以降3着以内をはずしておらず、それ以上に前走古馬C1戦での3着好走を評価する。
イッセーノーデは、高知三冠すべてに出走したが、黒潮皐月賞の4着が最高という成績。ただここ4戦、古馬に格付けされての走りは安定している。
サノノスピードは、高知三冠で2、5、3着。黒潮菊花賞以来2カ月ぶりの実戦となった前走は、最下級条件のC3とはいえ、2着に6馬身差の圧勝で充実ぶりを見せた。
そのほか連下候補として、中央未勝利から転入後3着のあと2連勝のアルヒジュル、黒潮菊花賞5着だったクレフェノー。
◎2シンメデージー
○6マジックセブン
▲4イッセーノーデ
△5サノノスピード
△10アルヒジュル
△7クレフェノー
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