今年春までは重賞であとひと押しが足りなかったアポロティアモだが、5月から4連勝で福永洋一記念、トレノ賞を勝利。そのなかでモダスオペランディを2度続けて負かしたことでは、ここに来ての充実ぶりを示している。またその連勝では、今回の出走メンバーにはそれなりの差をつけて負かしており、ここも敗けられない一戦。
今年春に1600メートル戦を連勝したガルボマンボだが、1900メートルの二十四万石賞を制したあと、1600メートルの福永洋一記念、カレンブラックヒル賞では、アポロティアモ、モダスオペランディに完敗といえる内容。また1400メートル以下では昨年3歳秋以降、馬券圏内がなく、やはり適距離は中距離以上といえそう。とはいえ今回、アポロティアモ以外、近走重賞ではやや力不足というメンバーだけに、絶対能力の差で見せ場はありそう。
トレノ賞では、勝ったアポロティアモから3馬身ほどの差で3着がグッドヒューマーで、そこから2馬身差4着がサノハニー。1400メートルの御厨人窟賞で2着アポロティアモに半馬身差と迫った経験でサノハニーを上にとったが、能力差はない。
このレース連覇のかかるアメージングランだが、休養明け2戦が差のある結果で、昨年ほどの勢いまではどうか。ただ今年1月には大高坂賞でモダスオペランディの2着、黒潮スプリンターズカップでもイグナイターの2着があり、状態上向きなら上位進出もありそう。
◎4アポロティアモ
○9ガルボマンボ
▲2サノハニー
△1グッドヒューマー
△10アメージングラン
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転入初戦として姫路に遠征した白鷺賞で、ジンギをアタマ差でねじ伏せたヒストリーメイカーだったが、その後は勝ち星に至らず。とはいえ、佐賀スプリングカップはリュウノシンゲンの2着、園田に遠征した六甲盃は3着、そして前走佐賀王冠賞はタガノファジョーロの2着。勝てないながらも見せ場はつくっていて、佐賀スプリングカップ、佐賀王冠賞で先着された2頭が今回不在とあれば、ここは敗けられない一戦だ。
第1回、第2回とこのレース連覇を果たしたあと、いまひとつのレースが続いていたドゥラリュールだが、前走で久々の勝ち星となって復調気配。一昨年の勝ちタイムが不良馬場で1分54秒1、昨年が重馬場で1分54秒7、そして前走が同じ1750メートルの稍重で1分54秒9。その前走の勝ちタイムからも、過去2年と同じようなパフォーマンスが期待できそう。
サトノプライムは船橋から転入初戦だった前走・脊振山特別で2番人気に支持されるも5着だったが、今年前半では南関東の2000メートル級のオープン特別で勝ち馬から1秒以内の差で走っており、その能力ならあらためて期待してみる手はある。
中央オープンから転入したシャンパンクーペは昨年の中島記念で2着好走。前走・佐賀王冠賞は4着だったが、中団から早めに仕掛けて3コーナーあたりでは前をとらえようかという場面があり、ヒストリーメイカーやドゥラリュールに先着されたものそれほど差はなかった。展開ひとつで逆転も期待できそう。
吉野ヶ里記念2着だったエスケイファースト、同3着だったミスカゴシマは、中距離でも実績がないわけではなく、あらためてこの距離でどうか。
◎8ヒストリーメイカー
○5ドゥラリュール
▲10サトノプライム
△7シャンパンクーペ
△1エスケイファースト
△3ミスカゴシマ
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デビューから圧倒的な強さで2連勝がフジユージーン。水沢850メートルのデビュー戦は、持ったまま2着に2秒2の大差。続く盛岡ダート1400メートル戦は、村上忍騎手が4コーナー手前から何度もうしろを振り返って後続を確認しながら8馬身差の圧勝。その勝ちタイム1分26秒0は、例年北海道勢が勝っている知床賞の勝ちタイムと比較しても遜色のないもの。このメンバーではダートでのスピードが抜けている。
対するのは、1番人気に支持された芝の若鮎賞でまさかの8着に敗れてしまったリトルカリッジ。ダートではここまで水沢、盛岡で連勝と、底を見せていない。しかしながらその勝ちタイムの比較では、フジユージーンにはやや及ばない。
3番手の選択は難しいが、盛岡ダート1000メートルのデビュー戦を勝ったコンバットスプーン。直線懸命に追って2着に7馬身差をつけた。距離延びて◎○に迫れるかどうか。初戦のレースぶりからは、よほど上積みがないと3着争いまでか。
デビューから4戦連続ダートで3着を続けたクルトゥルン、水沢1300メートル戦を逃げ切った経験のあるサンタバーバラらも3着争い。
◎4フジユージーン
○2リトルカリッジ
▲6コンバットスプーン
△1クルトゥルン
△5サンタバーバラ
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