転入初戦として姫路に遠征した白鷺賞で、ジンギをアタマ差でねじ伏せたヒストリーメイカーだったが、その後は勝ち星に至らず。とはいえ、佐賀スプリングカップはリュウノシンゲンの2着、園田に遠征した六甲盃は3着、そして前走佐賀王冠賞はタガノファジョーロの2着。勝てないながらも見せ場はつくっていて、佐賀スプリングカップ、佐賀王冠賞で先着された2頭が今回不在とあれば、ここは敗けられない一戦だ。
第1回、第2回とこのレース連覇を果たしたあと、いまひとつのレースが続いていたドゥラリュールだが、前走で久々の勝ち星となって復調気配。一昨年の勝ちタイムが不良馬場で1分54秒1、昨年が重馬場で1分54秒7、そして前走が同じ1750メートルの稍重で1分54秒9。その前走の勝ちタイムからも、過去2年と同じようなパフォーマンスが期待できそう。
サトノプライムは船橋から転入初戦だった前走・脊振山特別で2番人気に支持されるも5着だったが、今年前半では南関東の2000メートル級のオープン特別で勝ち馬から1秒以内の差で走っており、その能力ならあらためて期待してみる手はある。
中央オープンから転入したシャンパンクーペは昨年の中島記念で2着好走。前走・佐賀王冠賞は4着だったが、中団から早めに仕掛けて3コーナーあたりでは前をとらえようかという場面があり、ヒストリーメイカーやドゥラリュールに先着されたものそれほど差はなかった。展開ひとつで逆転も期待できそう。
吉野ヶ里記念2着だったエスケイファースト、同3着だったミスカゴシマは、中距離でも実績がないわけではなく、あらためてこの距離でどうか。
◎8ヒストリーメイカー
○5ドゥラリュール
▲10サトノプライム
△7シャンパンクーペ
△1エスケイファースト
△3ミスカゴシマ
九州チャンピオンシップの出走表はこちら