
ミスカゴシマは、3歳時にこのレースを制したときも驚いたが、昨年のこのレースでは、そのとき以来1年ぶりの勝ち星が連覇達成でまた驚かされた。今回も1月以来勝ち星から遠ざかっているが、惜しいレースはしていて、佐賀ヴィーナスカップも3着だったが先着されたのは南関東からの遠征馬だった。夏場のこのレースに向けて調子を上げてくると見て、3連覇に期待する。
昨年の岩手二冠馬リュウノシンゲンは川崎から転入して2連勝。遠賀川特別ではミスカゴシマをハナ差でしりぞけ、大分川特別では4コーナーで内を突いて抜け出した。今回は2番枠に入ってどんなレース運びをするか。外枠に入って好位につけるミスカゴシマのほうが展開的に有利と見ての対抗評価。
テイエムチェロキーは、前走2000メートルの佐賀王冠賞を制したように、近走では中距離を中心に使われている。ただ昨年の吉野ヶ里記念では4コーナーでまだ離れた6番手から追い込み、ミスカゴシマに1馬身差まで迫った。続くサマーチャンピオンJpnIIIでも地方最先着の5着。この距離でも能力を発揮する。
キタカラキタムスメは、4月の菊池川特別でミスカゴシマを1馬身半差で2着にしりぞけるなど、1400メートルの舞台でときに大駆けを見せる。
大分川特別でリュウノシンゲンの2着だったマテラユウキ、3着だったペガッソは、今回も連下争いに食い込めるかどうか。
◎7ミスカゴシマ
○2リュウノシンゲン
▲10テイエムチェロキー
△5キタカラキタムスメ
△3マテラユウキ
△6ペガッソ
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1着賞金が昨年までの300万円から今年は500万円にアップしたからかどうなのか、南関東から大挙6頭が遠征してきた。
カプティフはデビューから一貫して1200メートルを使われてきた(1度だけ1400メートルに出走したが)。その末脚は強烈で、前走優駿スプリントでは4コーナー15番手から馬群の中を伸びて5着。上り3ハロンは当然のことながらメンバー中最速で36秒9。展開に左右される可能性もあるが、行きそうな馬が何頭かいるだけに、ハイペースの末脚勝負に期待する。
ヒストリックノヴァは、2歳時にエーデルワイス賞JpnIII、東京2歳優駿牝馬でともに2着と世代トップクラスのスピードを見せていたが、3歳になって南関東では5着が最高という成績。ただ重賞を中心に一線級との対戦ばかりなので、相手がかなり楽になったここなら見せ場以上がありそう。
ミネソタは2走前大井でのJRA未勝利との条件交流では4コーナー6番手から差し切り勝ち。その勝ちタイムが1分13秒3(稍重)で、大井1200メートルで1分12秒台の持ちタイムがある◎○との比較ではやや見劣るが、埋められない差ではない。
スターオブケリーは、東海クイーンカップでは逃げて2着に粘ったが、前走のじぎく賞では逃げられず11着に沈んだ。2歳時の門別では1000〜1200メートルを使われて2勝。1200メートルは門別時代の昨年10月以来になるが、東海クイーンカップで見せたスピードがここでも通用するかどうか。
オンラインボスも2歳時門別では1200メートル以下を使われ、浦和移籍後に2勝。4カ月ぶりの休み明けとなった前走が、古馬B2B3で勝ち馬からコンマ6秒差の5着は評価できる。あとは昨年9月以来の1200メートルがどうか。
◎9カプティフ
○5ヒストリックノヴァ
▲8ミネソタ
△7スターオブケリー
△2オンラインボス
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