スピーディキックは、ここまで5戦2勝、2着3回。3戦目で初勝利を挙げたアタックチャレンジでは、のちにサンライズカップを制するナッジに3馬身差をつけて圧勝。リリーカップでは前の流れが速い展開で、直線大外一気を決めて見せた。その瞬発力は中央勢相手でも生きると見る。
レディーアーサーは、栄冠賞では前をとらえきれず3着だったが、イノセントカップでは4コーナー早め3番手から差し切って完勝。重賞2戦、牡馬と対戦して結果を残しているだけに、中央馬相手でも牝馬同士ならおおいに期待できそう。
スカーレットピースはフレッシュチャレンジで2着に2秒7の大差をつける圧勝。2戦目として臨んだリリーカップは馬が行く気になってしまい、そのぶん直線では一杯になってしまった。折り合って流れに乗れればあっと言わせる場面はありそう。
スティールルージュは1000mのフルールカップを逃げ切ったが、1200mのリリーカップは13頭立ての大外枠で好位につけたものの終始大外を回らされる厳しい展開で6着。1200mでもオープン戦を勝っているだけに、スムーズに運べば粘り込む場面も。
ヒストリックノヴァは、芝の2戦は勝ちきれないながら好走を見ていたが、3戦目初ダートの未勝利戦では手応え十分のまま直線抜け出し7馬身差の圧勝。ダートでのスピードは魅力だ。
エイシンヌプリは、牝馬同士の重賞で2、4、3着と善戦。展開ひとつでチャンスはありそう。
芝のクローバー賞で2着だったブッシュガーデンは、初ダートのヤマボウシ賞で4着。門別のダートでスピードを生かせるかどうか。
◎10スピーディキック
○11レディーアーサー
▲7スカーレットピース
△8スティールルージュ
△13ヒストリックノヴァ
△12エイシンヌプリ
△2ブッシュガーデン
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無敗馬は2頭。ガリバーストームはデビュー戦を大差圧勝。2カ月半ぶりとなった前走は、プラス13キロの528キロという馬体重で、スタートからベラジオボッキーニとの一騎打ちを、最後はやや一杯になりながら半馬身差でしのいだ。そのときの1400メートルの勝ちタイム1分31秒0(良)はメンバー中最速。そこから中1週がどうか。休み明けの実戦を使われての上積みを期待したい。
もう1頭、デビューから2連勝はウーニャ。前走も逃げ切りだが、追走してきたピロコギガマックスを振り切ると、直線を向いて気合をつけられたが、最後は余裕があっての4馬身差。勝ちタイムは1分32秒6で、◎との比較では差がありそうだが、まだまだタイムは詰められそう。
アンサンは、デビューから2連勝で臨んだ園田プリンセスカップは3着だったが、1、2着は北海道からの遠征馬で、地元馬にはまだ先着されていない。強敵相手のレースを経験しての上昇はありそう。
ベラジオボッキーニは、デビュー戦圧勝のあと、2戦目はアンサンに半馬身差、3戦目はガリバーストームに半馬身差で2着。その着差なら逆転の可能性はありそう。
アッパートライを圧勝のあと園田プリンセスカップは7着だったメイプルシスター、ウーニャには負けたものの前走1230メートルのアッパートライを好タイムで勝ったピロコギガマックスらの巻き返しがあるかどうか。
◎7ガリバーストーム
○4ウーニャ
▲5アンサン
△1ベラジオボッキーニ
△9メイプルシスター
△11ピロコギガマックス
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