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斎藤修NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。

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【コラム】高知三冠を振り返る

 29日に高知競馬場で行われた黒潮菊花賞。ハルノインパクトに高知三冠の期待がかかり、単勝1.1倍の断然人気に支持されたものの、惜しくもクビ差で2着。今回も強気に攻め3コーナーで先頭に立ったが、8番人気の伏兵ダイヤマリーに4コーナー手前で並びかけられ、直線を向いてこれを振り切ったものの、内を突いたトーセンジェイクにとらえられた。入れ替わり立ち替わりライバルに責められる厳しい展開は、断然の人気馬ゆえ仕方ない。51歳・西川敏弘騎手の三冠を阻んだのは、デビュー3年目、23歳の多田羅誠也騎手だった。
 
 高知競馬の3歳三冠の歴史はそれほど古くはない。高知優駿こそ1973年に第1回が行われ、今年が第49回だったが、黒潮皐月賞、黒潮菊花賞は1997年が第1回で、今年が第25回。高知に三冠体系ができてまだ四半世紀。
 
 そもそも高知優駿のレース名もさまざまに変遷してきた。創設当初は『サラブ4歳優駿』で、1979年からは『サラブ4歳優駿・やいろ鳥特別』、1984年から『黒潮ダービー・やいろ鳥賞』で、1997年から高知優駿となった。現在でも高知優駿(黒潮ダービー)とカッコ書きが併記されるのは、そのレース名の歴史からだろう。距離も第1回は1410mで、第2回から1600m。黒潮皐月賞と黒潮菊花賞ができた1997年から現在の1900mとなった。
 
 また1989年から98年まではRKC杯という3歳重賞が行われたこともあった。ちなみにRKCは高知放送のこと。
 
 そもそも西日本の地方競馬は、兵庫や福山などが、かつてアラブ系のみで競馬が行われていたように、アラブ系のほうが主流で、2000年代の初期までは高知競馬でもアラブの重賞のほうが充実していた。高知優駿の前身が『サラブ4歳優駿』というレース名だったのは、アラブ系と区別するためだろう。ちなみに、サラブレッドを「サラブ」と呼ぶのは西日本独特の言い方で、園田・姫路競馬がアラブ系のみで行われていた頃のベテラン記者などは、「中央のサラブが......」などと言うのをよく聞いた。
 
 ここ10年か15年ほどで競馬を始めたという方は、「アラブ」と言ってもピンとこないかもしれない。中央競馬でもかつてはアラブ系のレースが行われていたが、1995年限りで廃止。地方競馬でもアラブ系の競馬が徐々に衰退すると同時に生産頭数も激減。アラブのメッカと言われた兵庫が1999年からサラブレッドを導入したことで、地方競馬も一気にサラブレッドへという流れになった。「アラブ系」という品種が何か、というとまた話が長くなるので、詳しく知りたい方は、「アラブ系 馬」「アングロアラブ」などで検索してください。
 
 黒潮皐月賞、黒潮菊花賞が1997年に創設され、高知競馬でもサラブレッドの重賞が充実したのも、アラブ系の衰退と無関係ではないだろう。またそれと前後して1995年は『交流元年』と言われ、地方と中央の交流が一気に進んだ時期にあたり、高知競馬でも他と同じようにレース体系を充実させようという機運が盛り上がったと思われる。
 
 高知の三冠馬はこれまで3頭。三冠体系ができて2年目の1998年に三冠を制したカイヨウジパングは、先のRKC杯も勝っていたので実質"四冠"。地方競馬同士でも交流が盛んになり始めた時期で、黒潮菊花賞の前には、地方全国交流として行われていた金沢・サラブレッドチャレンジカップに遠征して4着。黒潮菊花賞を勝って、今度は盛岡のダービーグランプリに遠征。しかし大雪のため中止。3週延期され舞台を水沢に移して行われ、カイヨウジパングは高知から岩手まで再度の遠征。中央馬が上位4着まで独占というなかで、勝ったナリタホマレから0秒7差の6着と健闘の走りを見せた。しかしカイヨウジパングは黒潮菊花賞を最後に勝ち星がなく、5歳時には中津競馬に移籍して引退した。
 
 2頭目の三冠馬は2000年のオオギリセイコー。2歳8月のデビューから5連勝で、兵庫ジュニアグランプリGIIIに挑戦して4着と健闘。3歳になってJRA皐月賞トライアルの若葉ステークスにも挑戦(16着)した。三冠馬となったあとは重賞タイトルがなく、一般戦で2勝を挙げたのみだった。
 
 グランシングが3頭目の三冠馬となった2009年は、高知競馬の売上がどん底の時代。三冠いずれも1着賞金が、わずか27万円だった。黒潮皐月賞と高知優駿の間に佐賀の九州ダービー栄城賞に遠征して2着。その2着賞金は115万円で、高知三冠の1着賞金の合計よりも高額だった。グランシングも黒潮菊花賞のあとは3歳11月のA級特別で1勝を挙げたのみ。4歳時には建依別賞で2着などがあったが、4歳以降は勝ち星がないまま引退した。
 
 出ていれば三冠確実と思われたのが、2017年のフリビオン。三冠目の黒潮菊花賞が10月15日で、前年から始まった西日本ダービー(この年は佐賀)が翌週22日という日程。選択したのは西日本ダービーで、見事に勝利を収めた。この年は黒潮菊花賞の1着賞金が160万円で、西日本ダービーが500万円ということでは、当然の選択ともいえる。フリビオンはその年、高知県知事賞も制し、3歳馬として高知県知事賞を制したのは、2005年のシルバークロス以来、史上2頭目という快挙も達成した。
 
 ちなみに今年の高知三冠の1着賞金は、黒潮皐月賞600万円、高知優駿1000万円、黒潮菊花賞600万円。先にも触れた三冠それぞれの1着賞金が27万円だった時代は2007年から2012年まで6年間もあり、高知競馬はその時代をよく耐え抜いたとしみじみ思う。

2021/08/31
思うこと
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【9/1佐賀・サマーチャンピオンJpnIII】得意の舞台でラプタス

 地元馬では、三小田幸人厩舎の期待馬、ノーフィアーかドラゴンゲートかどちらかが出てくるかと思ったが、どちらも出走せず。吉野ヶ里記念連覇のミスカゴシマも不在とあっては、レース中盤から中央4頭の勝負に絞られそう。
 ラプタスは前走連覇を果たしたかきつばた記念JpnIIIが圧巻の逃げ切りだった。それが58キロを背負ってのもの。今回は58.5キロで、59キロが2頭いることを考えれば、厳しいハンデではない。重賞3勝はすべて地方のコーナーを4つ回る1400メートル戦だけに、ここも最有力。
 今年国内初戦となるコパノキッキングは、一昨年、浦和1400メートルのJBCスプリントではほとんど勝ったような惜しい2着で小回りコースをこなしたが、昨年のこのレースではスタートでダッシュがつかず、ハンデ差があったとはいえ、最後は格下馬と脚色が一緒になって3着。やはり小回りコースには不安があり、スタートが決まるかどうかがポイント。ただ5カ月ぶりの実戦でも、栗東坂路で好タイムを出しているだけに能力は発揮できそう。
 イメルは初オープンだった前走で3着だったが、スタートでダッシュがつかず後方からとなり、直線の追い込みはむしろ見どころがあった。ただ直線の短い地方の小回りコースは初めて。他の中央馬と3.5〜4キロのハンデ差を生かせるかどうか。
 サクセスエナジーも地方のコーナー4つの1400メートル戦は得意とするところだが、今回はノドの手術をしての休み明けでどうか。
 ◎2ラプタス
 ○10コパノキッキング
 ▲9イメル
 △1サクセスエナジー
 
 サマーチャンピオンの出走表はこちら


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2021/08/31
重賞予想
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