2月のヒロインズカップで重賞初制覇を果たしたフェアリースズ、同4着だったイズミクィーンが引退。そうなると、その上位で現役に残ったアフロディーテ、ミスタカシマ、シンエイボブの争いだろう。
中でもシンエイボブはオープンからシーズン変わりでB1級に降級となり、今回はオープンでトップハンデのミスタカシマより30キロも軽い660キロでの出走。ヒロインズカップは5着だったが、ミスタカシマと同じトップハンデ800キロでの出走だった。ハンデに恵まれたここで重賞初制覇を期待したい。
ミスタカシマは若い時期に重賞を勝ちまくったためその賞金で常にハンデを背負わされることになり、昨年のヒロインズカップ7着、カーネーションカップ2着、今年のヒロインズカップ3着と、牝馬同士の重賞では苦戦が続いている。それでも昨年は岩見沢記念2着など牡馬のトップクラスと好勝負の能力は断然。最大40キロ差のハンデでも勝てる可能性は十分。
ヒロインズカップで2着だったアフロディーテは、ミスタカシマとの比較ではそのときと同じ20キロ差。オープンからA2に降級した初戦は3着だが、障害もひと腰で越えてまずまずのレースぶり。調子次第では勝ち負けまで。
ヒロインズカップは7着もチャンピオンカップで4着と善戦したジェイカトレア、B1級に降級して660キロでの出走となるマオノクイーンら若い5歳勢が上位に食い込めるかどうか。
◎9シンエイボブ
○1ミスタカシマ
▲6アフロディーテ
△4ジェイカトレア
△8マオノクイーン
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高千穂峰特別の再戦というメンバー。勝ったのはゲットワイルドで、2着パイロキネシスト、3着アンバラージュまでクビ、クビという接戦だった。今回もこの3頭の勝負だろう。
その3頭で厳しいレースを強いられたのがアンバラージュ。好スタートを切ったものの、外からパイロキネシストにハナをとられ、その後は内に閉じ込められる態勢になってしまった。勝負どころで1、2着馬からはやや置かれる形となり、それでも最後の直線では内からよく差を詰めた。今回は大外枠に入って、逃げるパイロキネシストを見ながらレースを進められるはず。この馬には初騎乗となる飛田愛斗騎手のレースぶりにも注目だ。
2連勝と好調のゲットワイルドだが、今回は定量戦で1キロ増の56キロとなるのがどうか。
1番枠からおそらく今回も逃げるであろうパイロキネシスト。前回はゲットワイルドにぴたりと直後でマークされ、最後の追い比べで屈したが、今回も枠順的に同じような展開になりそう。今回はさらにアンバラージュもついて来るだろうから、前回以上に厳しいレースを強いられそう。
この3頭の勝負と見るが、高千穂峰特別4着のテイエムギフテッド、同6着ながら中島記念で3着に好走していたスウィフトハートらの食い込みがあるかどうか。
◎11アンバラージュ
○3ゲットワイルド
▲1パイロキネシスト
△5テイエムギフテッド
△7スウィフトハート
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今季初戦が案外の成績だった実績馬が何頭かいるため、混戦となりそう。
そんな中で大井から戻ったチャイヤプーンは2連勝と好調。赤松杯では直線で内にもたれるクセを見せたが、それでも完勝だった。水沢7戦7勝というコース相性のよさなら、まず崩れることはなさそう。
赤松杯でのヒガシウィルウィンは、もっとも能力を発揮できる1600m戦だけに1番人気に支持されたものの、勝負どころでの手応えが案外で直線でも反応はなく5着に沈んだ。そこを使って本来の調子に戻れば圧勝まであっておかしくないのだが。
タイセイブラストは冬休み明け後、早くも3戦をこなし2連勝のあと赤松杯が3着。昨年春に船橋から転入して以降、着外は距離が疑問の早池峰スーパースプリントだけ。それ以外はすべて3着以内と安定して結果を残している。ここまで重賞タイトルはないが、12月の白嶺賞、1月のトウケイニセイ記念が雪のため取止めになってしまったのが残念で、実施されていればどうだっただろう。
サンキューは、川崎から転入初戦だった赤松杯で2着に好走。今回はメンバーが揃って真価が問われるところ。
エンパイアペガサスの前走桃花特別は、中団を追走して直線でも前の争いには加われないまま4着。ひと叩きされての上積みがあれば当然勝ち負けになっておかしくないのだが。
◎6チャイヤプーン
○5ヒガシウィルウィン
▲2タイセイブラスト
△7サンキュー
△9エンパイアペガサス
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