前走マイル争覇を勝って見事復活を果たしたカツゲキキトキトは、もしここを勝てば名古屋競馬場の古馬重賞完全制覇となるらしい(グレード、牝馬限定戦、昨年新設のベイスプリントは除く)。ただここは大井から大挙4頭、さらに兵庫からの遠征馬がいかにも強力だ。
アングライフェンは中央から大井に移籍してここが4戦目。中央時代にには一昨年の名古屋グランプリJpnII、昨年の名古屋大賞典JpnIIIでともに2着と、ダートグレード実績に加えてコース実績も十分。大井移籍後、さすがにダートグレードでは苦戦したが、川崎2100メートルのオープン特別を勝利。その実力ならここでは断然の中心だ。
同じく大井のスギノグローアップは、2400メートルの東京記念や2600メートルの金盃で入着実績があり、金沢・北國王冠遠征は2600メートルという距離を狙ってのもので、見事重賞初制覇となった。今回の1900メートルはやや距離不足かもしれないが、大井1700〜1800メートルでも6勝を挙げているだけに、今回のメンバーなら勝ち負けまで期待できる。
中央オープンから兵庫移籍後3戦目となるのがタガノディグオ。3歳時には兵庫チャンピオンシップJpnIIを制して、ジャパンダートダービーJpnIでもヒガシウィルウィンの3着だったという期待馬だが、中央では2018年の準オープンが最後の勝利。兵庫移籍2戦目となった前走新春賞は、着順こそ4着だが、勝ったエイシンニシパにコンマ3秒差。地方同士の重賞なら活躍が期待できる。
ノーブルサターンは、中央から大井への移籍初戦が昨年11月の東海菊花賞で3着。ただ先着されたのが兵庫の2頭だったということでは、タガノディグオと能力差はない。
冒頭のとおり地元期待のカツゲキキトキトだが、これだけの遠征馬が揃うとさすがに勝ち負けまでは厳しそう。
キーグラウンドは中央3勝クラスから名古屋に移籍してA2特別を2勝。馬券圏内まであるかどうか。
◎9アングライフェン
○5スギノグローアップ
▲2タガノディグオ
△12ノーブルサターン
△1カツゲキキトキト
△7キーグラウンド
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