新設された3歳牡馬の重賞で、3月のイレネー記念に向けての一戦。
ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップとも2着だったネオキングダムに今度こそ出番と見る。ヤングチャンピオンシップではアルジャンノオーとほとんど並んで先頭で障害を超え、そこからともに止まらず歩いてのゴールはわずかコンマ2秒差。前走は別定重量を背負っていたことに加え、雪の軽馬場で障害のタイミング次第という結果だった。今回、別定の加増が5キロだけなら押し切れる。
タカナミは12月以降に急上昇。前走では3歳A-1まで一気に突破するかに思われたが、ゴール上で止まって3着。今回、土曜日の雪で馬場が軽いままなら、再度のチャンスはありそう。
アルジャンノオーは、ナナカマド賞でまさかの9着に負けて以降は低迷したが、北見産駒特別2着でなんとか出走権を確保したヤングチャンピオンシップで、あらためての強さを見せた。前走は軽い馬場に別定重量増もあって見せ場がなかったが、ここでも勝負になる。
ヤングチャンピオンシップ3着だったカイセキングオー、同4着だったジェイスターも差はない。メンバー中最多タイの6勝を挙げているシュトラールは、前走を勝ったことで別定5キロ増となるのがどうか。
◎4ネオキングダム
○1タカナミ
▲8アルジャンノオー
△3カイセキングオー
△5ジェイスター
△10シュトラール
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白銀争覇で先を争って共倒れとなった3頭、ドライヴナイト、エイシンエンジョイ、グリグリグリタロウが揃って遠征してきたのが興味深い。しかも3番4番5番という枠に固まった。
さすがに同じ轍は踏まないだろうと考えて、実績も能力も最上位のエイシンエンジョイに再度期待する。ここ2年で1400メートル以下の重賞6勝は圧倒的だ。しかも820メートルの園田FCスプリントや、1230メートルの兵庫ゴールドカップを勝っていることからも、1300メートルが舞台とあればなおさらだ。
ドライヴナイトは、白銀争覇ではエイシンエンジョイに執拗にからんでいって直線でも粘り、クビ、クビ差のきわどい3着。今回、白銀争覇とは逆にエイシンエンジョイより内枠に入って、果たしてどんな作戦に出るか。エイシンエンジョイに行き切られてしまえば、内に閉じ込められる可能性もあるため、今回も競り合うことになるのかどうか。
サクラレグナムは9月のレース取止めのあと、秋から年明けにかけて3連勝。12歳でもまだまだ元気。とはいえその3連勝は相手が軽かった。◎○の間に割って入れるかどうか。
アイアンブルーは、大高坂賞では向正面10番手からまくって行って見事に差し切った。◎○が白銀争覇のように競り合うことがあれば、大高坂賞と同じように後方からのまくりが決まる場面があるかもしれない。
兵庫移籍2戦目となるベイビータピットは距離短縮がどうかだが、南関東A2特別勝ちの実績なら侮れない。
◎4エイシンエンジョイ
○3ドライヴナイト
▲7サクラレグナム
△6アイアンブルー
△11ベイビータピット
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コロナ以前であれば、少ないときでも月に6-7回、重賞が多く行われる月になると10-15回ほども競馬場に行っていたのが、ほとんど競馬場に行かなくなった。
昨年春の緊急事態宣言のあと、感染拡大が一旦落ち着いた夏から秋ごろにかけて、金沢に3回、門別に3回、盛岡に1回、行っただけ。近場の南関東は入場がかなり厳しく制限されていたため、4月以降一度も行っていない(非開催時に大井と川崎に取材などで一度ずつ行ったが)。
おかげさまで基礎疾患などはないが、さすがにもう若くはないので、もし感染すれば重症化するかもしれないと思うと、公共交通機関などを使って遠出することには、正直なところ臆病になっている。
競馬場には行けなくても競馬は止まることなく無事に開催されていて、ほんとうに、ほんとうに、ほんとうに、ありがたい。
とはいえ、かつてであれば競馬のあとに行っていた飲み屋などには当然のことながらまったく行けなくなって、飲食業の方々にはほんとうに申し訳ないと思う。
そういうわけで競馬は楽しめていて、しかし競馬場には行かないので、馬券はほとんどネットでの投票になって、来年度はオッズパークのステイタスも一気に上がりそう。昨年10月から始まった、YouTubeの『オッズパークLIVE』にもリモートで出演させていただいているのだが、ご覧いただいていますでしょうか。
実のところ僕は今まで競馬以外の公営競技はまったくやったことがなく、『オッズパークLIVE』では競馬・競輪・オートをすべて取り上げているので、競輪やオートを伝える人たちとの人脈が広がった。もちろんリアルで会ったわけではなく、ライブ配信を通してなのだが。
他競技の方と交流してあらためて思ったのは、馬券や車券で勝つには、賭けることに対する才能が少なからず必要ではないか、ということ。
ちなみにこの場合の『勝つ』は、当てることではなく、長い目で見てトータルでプラス、もしくは回収率を100%に近づけること。買い目の点数を多くすれば当てることは簡単だが、トータルでプラスにするのは難しい。
競馬では1990年代の初頭まで、単勝・複勝・枠連複(地方競馬の一部では枠連単)しかなかったが、さまざまに馬券の種類が増えた現状では、なおさら"賭け"に対するセンスというか才能のようなものはなおさら影響すると思う。
"賭け"の才能とは何かを一言で言うのは難しいが、ギャンブル的センスを持っているかどうかということ。そのセンスがあれば、たとえ競技を深く理解していなくても、馬券や車券を当てて儲けられる可能性が高くなる。
たとえば競馬では、1つのレースの出走馬で、基本的には強いと思われる(もしくは勝つ可能性が高い)順に、◎○▲△という印をつけるが、"賭け"の才能があるかどうかはそのあとのプロセス。
日本の公営競技の賭けは、すべてパリミチュエルという方式で、賭けられた総額から一定の割合を主催者が控除した残りを的中者(的中した票数)で公平に分け合うというもの。
一方で、カジノの多くのゲームや、イギリスのブックメーカー(賭け屋)などは胴元(ディーラー)と客(賭ける人)との1対1の勝負なので、胴元が負けることもある。しかしパリミチュエル方式では特殊事情を除いて胴元(主催者)は一定の額を控除するだけなので、胴元が負けることはない。
つまり、パリミチュエル方式の日本の公営競技は、極論するならば、馬券・車券に賭ける人同士でお金を取り合うゲーム。勝負をする相手は、馬や選手ではなく、まして主催者でもない。相手は、賭けている人同士ということになる。オッズとの勝負とも言える。
そういうしくみを意識しているかどうかは別として、"賭け"の才能がある人は、券種と買い目と金額とオッズのバランスを意識して、賭けをしているように思われる。
そしてこれはあくまでも僕の主観だが、そのセンスや才能があるのは女性に多いような気がしている。
『オッズパークLIVE』は、競馬・競輪・オートそれぞれの"達人"がリモートで出演し、対象レースの解説をしてくれるので、それを参考にして、出演者(達人も含む)が自腹で勝負するのだが、それぞれ主戦とする競技以外にも賭けることになるので、そこで"賭け"のセンスが問われることになる。
もうひとつ、賭けに勝つにはツキの流れを読めるかどうか、ツイている人に乗れるかどうかという要素もある。
単に"当たった""外れた"だけではなく、そうした"賭け"のセンスや才能ということを意識して『オッズパークLIVE』をご覧いただくのも面白いと思う。
地元勢ではジンギが安定した強さを見せているが、ここは佐賀から遠征の牝馬アンバラージュに期待する。昨年は佐賀王冠賞2着のあと、まるで修行のように他地区に遠征に出て、勝利こそならなかったものの地方同士の牝馬重賞では好勝負を見せた。それで確実に力をつけ、九州大賞典こそグレイトパールの2着だったが、その後は3連勝で年末の中島記念制覇に至った。いよいよ遠征でのタイトル奪取なるか。
ジンギは一昨年3歳秋から地元で連対を続け、昨年は摂津盃、園田金盃を制した。地元の大将格として意地を見せたいところ。
中央3勝クラスから昨年転入したタガノジーニアスも重賞2勝。とはいえ、その2勝はともに名古屋に遠征してのもので、地元では摂津盃3着、姫山菊花賞6着、園田金盃5着と、いずれもジンギとの対戦では分が悪い。今回もどこまで食い下がれるか。
伏兵的な存在として期待したいのは高知から遠征のショートストーリー。昨年6月に中央3勝クラスで2着があり、高知移籍後は条件戦で当然のように3連勝。川崎に遠征しての報知オールスターカップは、見せ場こそなかったものの5着を確保。まだ底を見せていない。
重賞初挑戦の新春賞で2着だったナムラヘラクレス、中央1勝クラスからの転入だが確実にクラスを上げてきたマイネルプリサイスらに上位食い込みがあるかどうか。
◎1アンバラージュ
○5ジンギ
▲2タガノジーニアス
△8ショートストーリー
△3ナムラヘラクレス
△4マイネルプリサイス
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新春ペガサスカップで2~4着に入った牝馬が揃って回避となり、笠松からの遠征もないということではちょっと薄いメンバーになった。
ならば唯一兵庫から遠征してきたスマイルジャスパーにチャンスがあるのではないか。11月のアッパートライは2着だったが、その勝ち馬ユナチャンは年明けの兵庫クイーンセレクションで3着。続く12月のアッパートライは3着だったが、その勝ち馬シェナキングは大晦日の園田ジュニアカップで2着に好走。そして年明け初戦はスタートから押し出されるように先頭に立って逃げ切った。地元馬は距離経験が少ない中で、2戦連続1700メートルで好走というのもアドバンテージになる。
新春ペガサスカップの上位組が揃って回避なら、新興勢力をねらってみたい。門別未勝利から転入して1、2着のオーロファーストだ。その2戦とも同世代同士の条件戦だが、そもそも重賞実績馬がいない組み合わせなら通用するのではないか。
オーゴンノキズナは新春ペガサスカップ組で出走してきた中で最先着の7着。12月に2歳1組戦を勝っているということでは実績上位。
門別1勝から転入してハナ差2着があるティーズダンキー、新春ペガサスカップ10着のモズザベストもこのメンバーなら上位食い込みのチャンスはありそう。
◎3スマイルジャスパー
○8オーロファースト
▲5オーゴンノキズナ
△12ティーズダンキー
△1モズザベスト
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