一冠目のナナカマド賞に出走していたのは、2着ネオキングダム、8着キタノダンディ、9着アルジャンノオーの3頭。そのナナカマド賞自体がそもそも波乱の決着で、ネオキングダム以外の上位馬はことごとく産地別の予選で3着以下に負けているだけに、ここまでこの世代は混戦といえそう。
デビュー戦失格からなかなか目立つところがなかったジェイスターだが、レベルの高い十勝産区特別を制すと、続く2歳A-1戦でも2着と好走。ここに来て急激に力をつけた。
ナナカマド賞2着のネオキングダムも当然有力な1頭。続く2歳A-1戦(11月21日)は1番人気で制したものの、その後11月21日のA-1戦、釧路産駒特別を挟んで12月20日のA-1戦は、ともに波乱の決着だけに、やはりこの世代は一筋縄ではいかない。
青雲賞を制した時点で6戦5勝、2着1回と断然の成績で注目されていたアルジャンノオーだが、ナナカマド賞(9着)以降は重量を課せられたこともあって大敗が続いている。ただ北見産駒特別でなんとか2着に食い込んでここに出られたのは幸運だった。ここであらためて素質の高さを見せたいところ。
近走のA-1、A-2で好走のあるホクセイジョーカー、カイセキングオー、キタノダンディらもチャンスは十分。買い目は手広く狙いたい。
◎2ジェイスター
○7ネオキングダム
▲1アルジャンノオー
△3ホクセイジョーカー
△4カイセキングオー
△9キタノダンディ
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門別デビューで金沢に移籍したマナバレンシアが強い。金沢プリンセスカップは、それまで無敗だったサブノタマヒメに完敗の2着だったが、金沢シンデレラカップでは、北海道から遠征の2頭にクビ、ハナという接戦で制した。続く2歳特別でも牡馬相手に楽勝。今回のメンバーを見ても、門別からの移籍組はいずれも未勝利勝ちクラスで、東海地区で連戦連勝という馬もいないだけに主役を張れそう。あとは初めての遠征と笠松コースがどうか。
地元勢では12月4日のジュニアキング組のレベルが高かった。勝ったベニスビーチは不在となったが、逃げて惜しくもハナ差2着だったフーククリスタルを筆頭に、3着スーチャン、4着シャノンアーサーまで1分43秒台でのゴール。昨年のこのレースは不良馬場もあって速い決着となったが、良馬場1分43秒台ならここでも十分勝負になるタイム。これら3頭が、金沢のマナバレンシアにとっては強敵となりそう。
シャドウヘリテイジは中央1戦のみで転入して3戦2勝、2着1回とまだ底を見せていない。
名古屋のニジイロは初めての笠松遠征となった前走シクラメン特別で2着に5馬身差をつける圧勝で、シャノンアーサー、スーチャンを3、4着にしりぞけた。タイムが速かったのは不良馬場ゆえだが、もう一度あっと言わせる場面はあるかもしれない。
◎3マナバレンシア
○6フーククリスタル
▲12シャノンアーサー
△9シャドウヘリテイジ
△7スーチャン
△1ニジイロ
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