NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
9頭立てと少頭数で、しかも出走全馬が1勝馬というメンバーだが、素質馬が揃った。
グレイアンジェラは出走予定だった開幕日のスーパーフレッシュチャレンジが濃霧のため取止めとなり、仕切り直して3カ月の間隔を開けて出走したフレッシュチャレンジが2着に2秒の大差をつける圧勝。今年の門別は開催ごとにかなり馬場の状態が変わって単純のタイム比較はできないものの、1000メートルの勝ちタイム1分0秒7は、今年ここまでの2歳戦では2番めに速い勝ちタイム。さらなる成長も期待できそう。
スティールティアラも1200メートルのフレッシュチャレンジが大差勝ちで、2着に2秒4差。溜め逃げから直線を向いて軽く気合をつけられると、後続をあっという間に置き去りにした。サウスヴィグラス産駒で、ここは距離短縮の1000メートル戦だが、逆に距離延長にも対応できそう。
ピュアドリーマーは、アタックチャレンジを大差で圧勝したあとのウィナーズチャレンジが2着。ここまで3戦、すべて1200メートル戦を使われており、1000メートルへの距離短縮がカギとなりそう。
栄冠賞6着のあとの2歳オープンでそれほど差のない4着だったシェリーアモール、1000メートルのフレッシュチャレンジで8馬身差の圧勝だったパレスラブリーらにも期待。栄冠賞はハイペースに巻き込まれ13着だったハッピーエマーブルの巻き返しにも期待したい。
◎6グレイアンジェラ
○8スティールティアラ
▲9ピュアドリーマー
△7シェリーアモール
△1パレスラブリー
△3ハッピーエマーブル
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