3歳、4歳どちらが優勢かというのが毎年ポイントとなるこのレース。かつては4歳馬有利と言われていたような気もするが、近5年の3着内馬15頭では3歳8頭に4歳7頭、勝ち馬は3歳2頭に4歳3頭と、ほぼ互角。
7連勝でばんえい大賞典を制したアアモンドグンシンは、前走デネブ特別2着で連勝は途切れたが、それでもA2特別で僅差2着ならむしろ褒められる内容。4歳馬の700キロに対して30キロ軽い670キロは有利と見る。
ミスタカシマは黒ユリ賞以来半年ぶりの重賞挑戦。賞金を稼ぎすぎて過剰に重量を課せられないようレースを選んで使っているものと思われる。ここも最軽量の660キロならチャンスはある。
柏林賞を制したジェイワンだが、その後の2戦は障害で苦戦。一線級相手のサマーカップはともかく、4歳馬同士の山鳩賞惨敗は気になるところだが、巻き返しに期待したいところ。
このレース連覇のかかるミノルシャープ、山鳩賞接戦の3着だったマツカゼウンカイらも能力は上位。
◎4アアモンドグンシン
○3ミスタカシマ
▲8ジェイワン
△2ミノルシャープ
△6マツカゼウンカイ
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このレース4年連続出走で3連覇がかかるのが北海道のジュエルクイーン。一昨年、昨年はノースクイーンカップからブリーダーズゴールドカップJpnIIIを使っての強行軍だったが、今年は無理をせず当初からブリーダーズゴールドカップJpnIIIはスキップしての参戦が表明されていた。グランダム・ジャパンは、2014年の2歳シーズンに優勝したが、2015年の3歳シーズンは5位、同年古馬シーズン6位、2016年の古馬シーズン2位、2017年3位と、デビュー以来毎年のようにグランダム・ジャパンのタイトルを目指しながら、2歳シーズン以外は女王の座を逃している。今年の古馬シーズンは、すでに対象レースで2勝を挙げているディアマルコとの争いとなりそうだ。
NARグランプリ2017で3歳最優秀牝馬に選出されたステップオブダンスは、今年ここまでに2戦。前走兵庫サマークイーン賞はディアマルコに5馬身差をつけられる完敗の2着。叩き2戦目での上積みに期待だろう。
地元勢はやはりトライアルのフェアリーカップ上位馬から。逃げ切って勝ったのはアリッサム。ゴール前、ユッコの追い上げを1馬身差で振り切った粘りに期待したいところ。
そのユッコは、一昨年がジュエルクイーンに半馬身差の2着で、昨年はジュエルクイーンの4着。約1年勝ち星から遠ざかっているが、対戦しているのは牡馬の一線級。その経験が生きるかどうか。
ダンストンレガーメも昨年3歳時の留守杯日高賞以来勝ち星から遠ざかっているが、フェアリーカップでは中団から差を詰めてコンマ3秒差の4着。牝馬同士ならチャンスはありそう。
◎4ジュエルクイーン
○5ステップオブダンス
▲7アリッサム
△8ユッコ
△1ダンストンレガーメ
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