ウォーターループは、東海ダービーこそ3着だったが、その前には東海クイーンカップから新設のぎふ清流カップを連勝。そのぎふ清流カップでハナ差2着にしりぞけたクルセイズスピリツは、大井に移籍して26日の優駿スプリントを11番人気ながら制して見せた。東海ダービーで残念ながら連勝が途切れたサムライドライブが不在となれば、ウォーターループは同世代の牝馬同士では一歩抜けた存在といえそう。
サラヒメは、北海道所属の2歳時に園田プリンセスカップを制したが、その後は勝ち馬から1秒以上の差をつけられての敗戦が続いていた。ところが前走古馬A3特別ではコンマ2秒差3着と久々の好走。3歳のこの時期にこのクラスで互角の勝負ができるなら見直す手はある。
名古屋の若草賞を制したレコパンハロウィーだが、後方から直線一気という脚質ゆえ、展開次第の他力本願という面は否めず、勝ちきれないレースが続いている。今回初めての笠松コースでやはり展開頼みとなりそう。
菊水賞2着など重賞で常に上位争いのフセノラン、3歳1組特別を2連勝して充実ぶりを感じさせるマーメイドモアナらも能力的にそれほど差はない。
目下4連勝中のマッシヴアクトレスだが、いきなりの相手強化となるため今回は様子見。
◎4ウォーターループ
○6サラヒメ
▲8レコパンハロウィー
△2フセノラン
△5マーメイドモアナ
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スターギアは昨秋門別から転入後、8戦して7連対。唯一連対を外したのは昨年11月のプリンセスカップだが、先着された3頭はすべて北海道からの遠征馬。正月の金杯では、先日の岩手ダービーダイヤモンドカップを制したチャイヤプーンの2着があり、留守杯日高賞の2着も勝ったのは北海道からの遠征馬だった。地元馬で先着されているのは、チャイヤプーンと前走のアップバングだけ。メンバーが軽くなったここは負けられない一戦だ。
サンエイスターダムは冬季の川崎一時移籍から戻っての今シーズンは、勝ち星こそないものの3歳の上級クラスで常に掲示板の好走。2歳時に挙げている3勝は水沢1300/1400メートル戦だけに、ここでも好走が期待できそう。
ダンストンラソは浦和から移籍後、盛岡の短距離で2連勝。ただデビューした門別では1000メートル戦のみを使われ、南関東では4回出走した1400メートル戦ではいずれも惨敗という成績だけに、今回の1400メートルも不安ではある。能力の高さでどこまでカバーできるか。
中央未勝利から転入して3歳C級で2連勝のタイセイターゲット、門別でアタックチャレンジ勝ちの実績も前走が岩手初勝利のシグラップアモーレ、中央未勝利から転入初戦となるビーチキャンドルらが上位争いに食い込めるかどうか。
◎2スターギア
○6サンエイスターダム
▲9ダンストンラソ
△10タイセイターゲット
△4シグラップアモーレ
△8ビーチキャンドル
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このレース3連覇のかかるジュエルクイーンには、牝馬同士なら負けられない一線だ。昨年のこのレースでは2着に9馬身差をつけ、しかもオヤコダカのコースレコードを更新する文句のつけようのない圧勝だった。得意の内回りコースなら、なお他馬に対して優位に立つ。
ディナスティーアは今シーズン転入後1200メートル戦のみを使われ、2走前には5馬身差の圧勝があるなど高いレベルで好走している。門別1600メートルは初めてだが、中央時代はダート1400-1700メートルを使われていただけに対応できると見る。
アップトゥユーが北海道に戻っての初戦となった1800メートル戦は、ジュエルクイーンに1秒5離されての5着。今回、強力な相手が得意の内回りになってということでは逆転までは難しいが、2走目の上積みがあれば前走以上の走りも期待できる。
中央1000万条件から転入初戦のアルティマウェポン、中央500万条件から転入して条件戦を3連勝中のクオリティスタートは、ともにここが試金石となりそうな一戦。
◎8ジュエルクイーン
○6ディナスティーア
▲2アップトゥユー
△9アルティマウェポン
△11クオリティスタート
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ナチュラリーは、3走前の名古屋遠征、さらに2走前の地元戦、ともに10着と惨敗だったが、前走1230メートル戦ではクビ、クビ、アタマ差という大接戦の2着に巻き返した。この超短距離は初めての挑戦だが、園田1230メートル戦は4戦して1勝、2着3回という成績だけにここでも期待できそう。2歳時以来の重賞勝ちとなるかどうか。
サンライズトークは中央1000万条件から転入し、ここまで園田1230メートル戦のみを使われて5戦3勝、2着1回。8歳だがまだまだやれそう。目下全国リーディングの鞍上の勢いも後押しになりそう。
チェリーサマーは中央準オープンから転入初戦となった前走1400メートル戦がやや差のある5着。中央時代は6勝をマークし、1200メートルで4勝、1000メートル戦でも2勝。さらに短い今回の距離でも期待できそうだ。
高知勢はこのレース過去に2勝を挙げているばかりでなく、昨年まで7回のうち馬券にからめなかったのは2012年の第2回だけと大活躍。今年も2頭が遠征してきた。これまでよりもやや小粒なメンバーだが、カイロスは昨年4着も勝ち馬からはコンマ3秒差。今年はまだ勝ち星はなく、8歳になるがそのスピードはあなどれない。
兵庫ダービーを制しているインディウムだが、最近はすっかり短距離路線を使われるようになり、さらに短いここで新たな一面をアピールできるかどうか。
◎9ナチュラリー
○4サンライズトーク
▲10チェリーサマー
△2カイロス
△7インディウム
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サザンヴィグラスは南関東では1勝を挙げたものの、取消に二桁着順が2回と期待ほどの結果は残せず。しかし北海道に復帰しての一冠目、北斗盃で完全復活とでもいうべきレースを見せた。霧から馬群が見えたときにはすでに先頭で、直線で楽に後続を突き放すと7馬身差の圧勝。今回、初めての2000メートルがどうかだが、1800メートルの北海道2歳優駿JpnIIIで地方馬最先着3着の走りからは心配なさそう。
対抗にも南関東から戻ったマッドドッグ。2歳時はサザンヴィグラスを負かしてのウィナーズチャレンジ勝ちがあり、鎌倉記念、南部駒賞でもともに2着。迎えた3歳の南関東では結果を残せなかったが、復帰初戦の前走、1800メートルの古馬B級戦でそれほど差のない3着は評価できる。サザンヴィグラスをおびやかす場面もあるかもしれない。
2歳時にブロッサムカップを制しているクロスウィンドも南関東からの復帰組。最下位だった北斗盃は霧でレースがほとんど見えなかったので、どんなレースをしていたのかわからないが、その前走で古馬B4以下の1700メートル戦での勝利があり、巻き返しも可能と見る。
中央未勝利から移籍した名古屋で4戦3勝、サムライドライブにしか負けていない名古屋のスギノハヤブサ、北斗盃3着のツルノシン、同5着のニッポンダエモンらも連下争いなら。
◎8サザンヴィグラス
○4マッドドッグ
▲3クロスウィンド
△13スギノハヤブサ
△9ツルノシン
△5ニッポンダエモン
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