ホッカイドウ競馬でデビューしたニシケンモノノフが約4年ぶりの里帰り出走となる。昨年末の兵庫ゴールドトロフィーが、2歳時の兵庫ジュニアグランプリ以来、久々の重賞勝ち。とはいえ2015年以降、掲示板を外したのはたった一度だけ。それが地方のダートグレードだけということなら、能力差もあってそれほど難しいことではなさそうだが、能力が拮抗した中央のオープンや重賞を使われてということでは、安定して能力を発揮している。2走前、フェブラリーステークスGIで、勝ったゴールドドリームからコンマ5秒差の5着も評価できる。3歳以降、1200メートル戦の経験は少ないが、昨年、天王山ステークスを勝って、カペラステークスGIIIでも2着なら、存分に能力を発揮できる舞台だ。
ショコラブランは、1番人気に期待されたかきつばた記念JpnIIIは残念ながら3着。初めての地方参戦が直線の短い名古屋コースということで、他馬の早めの仕掛けに対応できなかった印象。経験豊富な3、4コーナーを回るだけの1200メートルの舞台で巻き返すと見る。
地元のスプリントチャンピオン、アウヤンテプイが8歳になった今季初戦を勝利。まだまだ衰えのないところを見せた。このレースは5年連続の出走で、過去4回は4、4、5、6着と馬券圏内に届かず。昨年は着順だけでなく着差もつけられたが、勝ったのがダノンレジェンドでは仕方ない。今年はそのレベルの超一流馬が不在で、復帰2戦目でもあり再び上位争いに絡む可能性は十分と見る。
スノードラゴンは、一昨年2着で昨年が3着。芝を使われるようになってからも3年連続でこのレースに出走となるのは、ローテーションの関係だろうか。昨年のこのレース以降、芝では5着が最高という成績だが、過去2年よりもメンバーは手薄な感じで、今回も崩れることはなさそう。
メイショウノーベルは中央オープンでは頭打ちという成績での北海道への転入だが、転入後はアウヤンテプイにハナ差2着に、続く前走を勝利。環境が変わって復活ということも考えられる。
◎ニシケンモノノフ
◯ショコラブラン
▲アウヤンテプイ
△スノードラゴン
△メイショウノーベル
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カツゲキキトキトが連戦連勝だった昨年とは一変、今年の東海地区の3歳重賞戦線はレースごとに勝ち馬が変わる大混戦。ここまで複数重賞を勝っているのは牝馬のメモリーミラクル(スプリングカップ、東海クイーンカップ)だけ。そのメモリーミラクルにしても二桁着順が2度あり信頼性はイマイチで、今回は出走せず。前哨戦の駿蹄賞も、勝ったのは1番人気のドリームズラインだったが、2着は11番人気マルヨアキト、3着は10番人気ゴールドブレードで、3連単は100万円超という大波乱の決着だった。
その駿蹄賞は、後方3番手を追走し向正面からのロングスパートで3~4コーナーで先頭に立ったドリームズラインが直線後続を振り切った。たしかに先行争いは激しくなったが、みずから動いて地力でもぎ取った勝利。昨年、中央未勝利から転入して名古屋7戦オール連対と、まだ底を見せていない。ここを勝って世代の頂点を極めたいところ。
アペリラルビーは、駿蹄賞4着から園田に遠征してのじぎく賞制覇。直線抜け出した高知のタッチスプリントが勝ったかと思ったところ、ゴール寸前で差し切った。牡馬相手でもあらための期待。
サンタンパは勝ちきれないレースが続いたが、ここにきて3歳特別を含めて4連勝と調子を上げてきた。重賞初挑戦ということでは、この馬が勝つとまたまた東海地区の3歳戦線は群雄割拠となる。
新緑賞を勝ったサザンオールスター、園田クイーンセレクションを勝ったカツゲキマドンナらにも一発が期待できそう。
◎4ドリームズライン
◯9アペリラルビー
▲5サンタンパ
△10サザンオールスター
△8カツゲキマドンナ
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9歳になったエーシンシャラクは、昨年秋に復帰して以降、盛岡・水沢のスプリント特別で7戦5勝。年齢的に能力アップということもないだろうが、充実期とはいえそう。昨年のこのレースでは4着だったが、今回はそのときの1、2着馬のようなメンバーも見当たらず、9歳での重賞初制覇に期待したい。
キングオブローは中央オープンからの転入。前走、盛岡1000メートルのスプリント特別は、直線でもしっかり伸びていたが、勝ったエーシンシャラクとの差は詰めることができず3馬身差の2着。中央時代、ダートでの勝ち星は2歳時だけで、芝を中心に使われていた。盛岡のダートコースを一度使ったことで、エーシンシャラクにどこまで迫れるか。
スマートアレンジ、カミノマンボは、2走前の水沢・スプリント特別では◎◯に先着した実力。ただ、続く前走の盛岡戦では逆転された。スマートアレンジは、盛岡よりも水沢での適性が高そうで▲まで。カミノマンボは、前走がデビュー戦以来の盛岡コースで、しかもそれ以来の左回りだった。慣れが見込める今回、再度の台頭という可能性もありそう。
スティルプリンスは冬休み明けからC級で5連勝中。一気の相手強化で、今回は胸を借りる立場。
タイセイメテオは昨年のこのレースで3着。南関東から戻っての初戦となった前走、盛岡1600メートル戦は惨敗だったが、距離短縮で巻き返しなるかどうか。
◎2エーシンシャラク
◯8キングオブロー
▲3スマートアレンジ
△5カミノマンボ
△7スティルプリンス
△4タイセイメテオ
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B級馬による1400メートルのS2重賞。
テイエムサンピラーは、C級からB級特別まで目下5連勝中。前走は1750メートル戦で辛勝だったが、1400メートル戦では1分30秒を切るタイムをマークしており、タイム的な面でも安定している。連勝を伸ばす可能性は高そうだ。
パイロットは、前走の1750メートル戦こそ惨敗だったが、1400メートル戦に限れば昨年12月以降9戦してすべて3着以内と、きわめて安定した成績を残している。タイム的な面でも、テイエムサンピラーに引けを取らない。
上記2頭の一騎打ちの様相だが、怖い存在が中央から転入初戦となるシゲルクロマグロ。ダート短距離を中心に使われてきて、近走は二桁着順続きだが、それでも着差は勝ち馬から1秒程度。佐賀の馬場をこなせれば、あっと言わせるシーンもありそう。
モリデンボスは、B級特別やS2重賞となるとやや壁があるかという成績。とはいえ今回は実力にやや開きのあるメンバーで、連下に食い込む可能性は十分。
◎3テイエムサンピラー
◯5パイロット
▲4シゲルクロマグロ
△1モリデンボス
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前哨戦のOROターフ特別から上位3頭が出走してきたが、6頭立てという寂しい頭数となった。
そのOROターフ特別は、直線で逃げ切り間違いないと思われたダイワマッジョーレがゴール寸前で競走中止。残念な結果となってしまった。
そこを直線一気で駆け抜けて行ったのがサンエイゴールド。直線での伸びは際立っていた。昨年3歳時には芝で3連勝があり、古馬と初対戦となったせきれい賞(芝2400m)でも3着と好走していた。前走OROターフ特別は5カ月ぶりの実戦。今回、復帰2戦目での上積みに加え、父ステイゴールドなら距離延長でさらにという可能性もある。
相手筆頭はブレイズアトレイル。OROターフ特別は3着だったが、ゴール前で故障したダイワマッジョーレのうしろにいて、それを避けるために追うのをやめるような場面があった。巻き返し必至だ。
このレース連覇を狙うのがブレークビーツ。前走OROターフ特別は久しぶりの芝で2着。やはり芝でこその馬のようだ。
ナンヨーケンゴーはOROターフ特別6着が中央からの転入初戦。今回、2戦目での上積みにコース慣れがあれば、馬券圏内に食い込む可能性も。
◎4サンエイゴールド
◯2ブレイズアトレイル
▲6ブレークビーツ
△3ナンヨーケンゴー
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