各地でこれから2歳戦線が本格化という時期だが、ここに出走してきた牝馬同士のメンバーは勝ったり負けたりで、これといった中心馬が不在という状況。ならば、新馬戦を大差圧勝で1戦1勝のアイムホームに賭けてみる。1400メートルの勝ちタイムは1分32秒4。同距離でそれより速い持ちタイムがあるのはカトリーヌエミューだけ。とはいえアイムホームは後続に大差をつけ、直線半ばからはほとんど追われることなく楽に出した1分32台だけに、デビュー2戦目でさらにタイムを詰めることは可能だろう。
相手筆頭には、1400メートルの持ちタイム最速のカトリーヌエミュー。デビューから3戦連続でウインドエスカリエの2着を続けたが、続く4戦目の初勝利でマークしたのが、良馬場で1分32秒1というタイム。そのときクビ差2着だったクロスアヴェニューは今回出走がなく、3着馬には大差がついていた。続く5戦目は4着に敗れたが、スタート後に位置取りを悪くしたうえに、オーバーペースだった前を追いかけて失速したもの。前走の1500メートル戦ではきっちり巻き返した。確実に力をつけてきている。
そのカトリーヌエミューを負かし続けたのがウインドエスカリエ。ただここ2戦はいまひとつの走りで、巻き返しがかかる一戦。
カトリーヌエミューが2走前に4着に負けたレースでの勝ち馬がロンプフェイス。前が飛ばしてのハイペースで縦長の展開となって後方待機。先行勢の脚が上がったところを直線で一気に差し切った。ペースを読むのがうまい、さすが吉原騎手というレースぶり。ただここまで4戦して勝ったのはそのレースだけ。展開に恵まれればという面はありそうだ。 シグラップエールはここまで7戦して未勝利だが、ここ2戦の連続2着では、◎以外の上記3頭に先着しており能力差はなさそう。
シオジスターは、ここ2戦は結果が出ていないが、準重賞・くろゆり賞では圧巻のレースを見せていた。人気薄で一発がありそうなタイプ。
◎3アイムホーム
◯8カトリーヌエミュー
▲12ウインドエスカリエ
△1ロンプフェイス
△4シグラップエール
△9シオジスター
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A級馬による2000メートルのS2重賞で、九州大賞典のステップ競走。
S1重賞実績があるキョウワカイザーかイッセイイチダイかという勝負だが、キョウワカイザーは4カ月ぶりの休み明け、イッセイイチダイは経験という、それぞれマイナスポイントがある。ここはS1重賞で常に上位を争える実力と、何より距離実績のあるキョウワカイザーを本命とした。昨年の九州大賞典で4着に敗れて以降、JpnIIIの佐賀記念を別とすれば、馬券圏内を外していないという安定感も魅力だ。
イッセイイチダイは中央から戻って1400メートル戦で6連勝。吉野ヶ里記念でも2着と好走し、前走では1800メートルの池田湖賞を勝利。中距離戦で馬券にからんだのは、2歳時の九州ジュニアチャンピオン以来、じつに約3年ぶりのこと。今回はさらなる距離延長の2000メートルでどうか。
コスモポッポは、距離を問わずS2重賞の上位常連。今年はまだ勝ち星がないが、それでも2着3着は多数で、すべて掲示板内。ここは上位2頭が強力だが、連下としては外せない。
中央3勝から転入初戦のバイタルフォルム、はがくれ大賞典、吉野ヶ里記念で掲示板内に好走しているコウギョウダグラスらも連下候補。
◎3キョウワカイザー
○4イッセイイチダイ
▲1コスモポッポ
△2バイタルフォルム
△5コウギョウダグラス
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はまなす賞では不覚をとったものの、マルミゴウカイの同世代同士でのレースぶりは圧倒的。柏林賞、山鳩賞より今回は他馬との重量差がほとんど10キロずつ広がっているのだが、その両レースのレースぶりから、果たしてマルミゴウカイが相対的に10キロ余分に背負ったからといって他馬の逆転は不可能と思えるほどの差はありそう。したがってここも中心はマルミゴウカイ。
相手は甲乙つけがたいが、3歳4歳あたりの重賞では、近走不振でも2歳時の重賞で上位争いをしていた馬が激走することがあり、イレネー記念を制し2歳シーズンの二冠馬となったフウジンライデンがまず相手筆頭。
ばんえいダービー2着、柏林賞2着のホクショウディープも侮れない存在。
カギを握るのは最軽量のコウシュハローヤルだ。この馬もマルミゴウカイとの重量差が広がって60キロ差。それで逆転ということもないだろうが、軽量のこの馬が飛ばしてペースを乱すことによって、実力2番手、3番手の馬にチャンスが出てくる可能性が考えられる。
近走大敗続きだが、ばんえい菊花賞を勝ったときも前2走で凡走していたツルイテンリュウまで。
◎2マルミゴウカイ
◯7フウジンライデン
▲9ホクショウディープ
△4コウシュハローヤル
△5ツルイテンリュウ
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高知優駿では他馬のアクシデントに巻き込まれて落馬してしまったスーパーマックスだが、その影響もなかったようで、地元に戻って古馬との対戦となったS2重賞・大分川賞では1800メートルをコースレコードで大差圧勝。中央の芝に挑戦した小倉日経オープンでは着順こそ8着だが中団でレースの流れには乗っていた。地元に戻って同世代同士なら負けられない一戦だ。
強敵はやはり高知からの遠征馬でタッチスプリント。1月の花吹雪賞は2着だったが、その後名古屋の若草賞を勝利。前走サマーチャンピオンJpnIIIは、422キロにまで馬体重を戻し、地方最先着の6着と健闘。ダートグレードへの挑戦で力をつけている可能性大で、スーパーマックスとの好勝負も期待できそう。
ガブリキックは、前走こそやや差のある敗戦だったが、2走前まで古馬B-4組での3戦連続2着のレースぶりは評価できる。
中央未勝利からの転入だが古馬のB級上位で好走を続けるダンツプロシード、古馬B-4戦で勝ち負けのロイヤルピンクらも馬券圏内を狙えそう。
◎7スーパーマックス
◯3タッチスプリント
▲2ガブリキック
△4ダンツプロシード
△8ロイヤルピンク
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せきれい賞のゴール前は、クビ、クビ、1/2差という4頭の大接戦。勝ったのはサンエイゴールドだが、一番強いレースをしたのは3着のジャストフォファンではなかったか。4コーナーではまだ7番手という位置から追い込んで、上がり3ハロンはメンバー中最速の36秒4。クビ+クビの差だけ届かなかったのは、道中の位置取りによるところが大きい。もともとダートでも1600~1800メートルを中心に使われている。3歳時のオパールカップでもサンエイゴールドの2着に敗れているが、ここは雪辱を期す一戦だ。
サンエイゴールドは、3歳以降、盛岡の芝では8戦6勝。3歳時にも3連勝があったが、4歳になっての3連勝はパワーアップを感じさせる内容。今回は遠征馬からのマークもますますきつくなり、前走以上に厳しいレースが強いられそう。
コウセンは、中央からの転入初戦だった前走桂樹杯では、ゴール前で後続を突き放す見事な逃げ切り勝ち。1000万条件で頭打ちという成績だっただけに5番人気にしか過ぎなかったが、ブレイズアトレイルに4馬身差をつける完勝だった。そのレースぶりならここでも十分勝負になりそう。
このレース3連覇を狙うロゾヴァドリナだが、昨年のこのレース以降は順調に使われてきたとはいえず、また盛岡の芝に挑戦してくる馬のレベルが今年になって上っているように思われる。ここは押し出されての△まで。
芝で3戦連続2着が続いているブレイズアトレイルだが、展開ひとつで当然上位を狙える。
パーティメーカーは、せきれい賞では直線だけ脚を使ってきわどい4着。その後、中央の小倉日経オープンでも意外と道中のペースについていけていただけに、得意の盛岡の芝で目覚めるという可能性も考えられる。
◎10ジャストフォファン
◯8サンエイゴールド
▲7コウセン
△9ロゾヴァドリナ
△1ブレイズアトレイル
△12パーティメーカー
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