エトワール賞の上位馬が揃って出走し、その再戦模様。そのエトワール賞のゴール前は4頭の接戦で、展開ひとつで着順は変わりそう。
中心はアンペア。エトワール賞は直線半ばで一旦は先頭に立ちかけながら、後続に交わされ4着。それでもコンマ3秒差。続く北海道スプリントカップJpnIIIでも、勝ち馬からは離されたものの、地方最先着のミスティックダイヤにアタマ差で5着だった。昨年のシーズンスタートにともなって川崎から戻って以降、掲示板を一度も外さない安定した成績が光る。1000メートルという距離もマイナスにはならないはずだ。
ミスティックダイヤも差はない。エトワール賞、北海道スプリントカップJpnIIIではそれぞれ2、4着とアンペアに先着。もともと09年の道営スプリントを制しているように短距離での実績が目立つが、それ以降1勝しかしておらず、1年近く勝ち星から遠ざかっているのが気になるところ。
中央からの転入初戦でエトワール賞を制したのがプリティゴールド。直線、狭いところからよく抜け出したと思う。ただ今回は距離短縮の1000メートル戦だけに、前回のようにうまくハマるかどうか。
重賞初挑戦のエトワール賞で1番人気に支持されながら、接戦4頭からやや離れた5着だったのがスズカランクス。前走は、北海道スプリントカップJpnIIIの最終レースとして行われたA3-1組特別に出走し、逃げきるかに思えた展開だったが惜しくもハナ差の2着。オープンクラスに入ると、まだ胸を借りる立場。3歳デビューから連戦連勝でクラスを上げてきただけに、成長の余地は残している。
3歳から1頭、パフォーマンスが挑戦してきた。1200メートルの北斗盃を制し、北海優駿は7着という結果から、やはり期待は短距離だろう。エトワール賞の勝ちタイムが稍重で1分13秒5だったのに対し、北斗盃は重馬場ながら1分13秒2と上回っている。初めての古馬との対戦となるが、斤量差もあり一発の可能性はある。
サクラサクラサクラはエトワール賞で3着と好走。ただ、まだオープンクラスで勝ち負けまでは未知数。
◎アンペア
◯ミスティックダイヤ
▲プリティゴールド
△スズカランクス
△パフォーマンス
△サクラサクラサクラ