サマーカップといっても近年は6月の梅雨真っ只中という時期に行われていて、いまいち季節感がなかったのだが、今年は7月1日の開催になった上に、先週からすでに猛暑に突入している状況ゆえ、レース名に季節がついてきた。逆か。季節にレース名がついてきたのか。いや、両方か。
前走、乗鞍短距離特別組が5頭いて、その再戦という感じだが、中央から転入初戦のエーシンクールディが強そうだ。今年1月に根岸ステークスGIIIで3着があり、その後休養を挟んでダートのオープンで8、9着。着順はともかくオープンで勝ち馬から1秒差以内というのは、このメンバーに入れば断然だ。距離的にも中央でもっとも活躍した1400メートルならなおさら力を発揮しそうだ。
相手にはトウホクビジン。前走はめずらしく逃げの手に出て、そのまま逃げ切り。4番人気での勝利だった。この馬は4月の東海クラウンもそうだったように、地元の特別などでもあまり人気にならない。おそらくダートグレードや地方の一線級が集まる広域交流の重賞への出走が多く、一見して下位の着順が多いためにそうなってしまうのだと思う。前々走の800メートル戦はさすがに惨敗だったが、ヒシウォーシイあたりのレベルの馬がいない東海地区のオープンやA2特別なら、常に上位争いができる力はあると思うのだが。
エイシンアマデウスは、中央から転入して今回が3戦目。初戦の800メートル戦3着に続いて、前走もトウホクビジンにコンマ8秒差の3着。今回も十分に馬券圏内は狙える。
以下はやや離れるが、中央1000万下から転入して、前走トウホクビジンの4着だったリリーレインボー、今年中央から名古屋に転入してまだ勝ち星はないものの、A2特別で善戦しているカツヨトワイニングあたりも連下に食い込む余地がありそう。
◎エーシンクールディ
○トウホクビジン
▲エイシンアマデウス
△リリーレインボー
△カツヨトワイニング