
エスポワールシチーがブリーダーズカップクラシックに遠征して以来の出走となる。デキは7分程度という報道もあったが、JpnIIIのこのメンバーなら7分でも十分だろう。昨年のかしわ記念JpnIでは、フェブラリーステークスGI以来2か月半ぶりで「デキはぜんぜん」(佐藤哲三騎手)と言いながらもフリオーソを1馬身半差でしりぞけ圧勝だったことを考えれば、今回59キロでも普通に走ってくればまず負けないだろう。
相手筆頭はワンダーアキュート。09年にシリウスステークスGIIIと武蔵野ステークスGIIIを連勝した時はどんだけ強くなるんだと思ったものの、その後はいまひとつの成績。しかし前走仁川ステークスはオープン特別とはいえダートグレード実績のある馬たちを相手に完勝。仕上がり7分というエスポワールシチーに迫る場面はあるかもしれない。
地方勢では12連勝中のヒシウォーシイに期待大。ダートグレードは09年12月の名古屋グランプリJpnIIでの10着以来だが、当時より力をつけているのは明らか。地の利を生かして上位を狙う。
クリールパッションは昨年のエルムステークスGIIIを制し、ジャパンカップダートGI、フェブラリーステークスGIでは一線級を相手にともに6着とまずまずの走りを見せた。セレスハントは、地方の馬場が合うと見て挑んだ昨年のサマーチャンピオンJpnIIIを勝利。両馬ともに、当然馬券圏内の争いにはからんでくるだろう。それにしても中央勢の層は厚い。
◎エスポワールシチー
○ワンダーアキュート
▲ヒシウォーシイ
△クリールパッション
△セレスハント
4・5歳馬の限定重賞ポプラ賞。重賞として行われるのは07年以来だが、その間も特別として同じ条件で行われていた。過去5年の連対馬10頭のうち9頭が5歳馬。ばん馬は、この時期の4歳馬と5歳馬では圧倒的な実力差があるとみてよさそう。
もうひとつポイントとなるのは、トップハンデ780キロのキタノタイショウが最大70キロのハンデ差を克服できるかどうか。
データ的に優位な5歳馬の力関係を見てみると、まず除外できるのはワタシハスゴイ。近走で勝ち馬から10秒以内の差だったのは基礎重量が極端に軽いスピードスターファイナルのみで、それ以外は20秒以上の差を付けられての敗戦。かなり厳しいと言わざるを得ない。
2月11日の5歳限定戦、ダイヤモンドダスト賞で上位4着までを占めた4頭の争いとなりそうだ。
勝ったのは760キロのキタノタイショウで、45キロ差のホクショウマドンナが3秒6差で2着。今回60キロ差に広がれば逆転の余地はありそう。ただしその後、今回と同じ60キロ差のチャンピオンカップでは、ホクショウマドンナは3着キタノタイショウから15秒近くの差をつけられての7着だった。大一番の経験の差で、この2頭の比較ではキタノタイショウを上位にとる。
次にホクショウバンクとの比較。ダイヤモンドダスト賞ではキタノタイショウと10キロ差で5秒差の3着。今回は20キロ差に広がる上に、ホクショウバンクは近3走でオープン・A1の混合や、オープン2組で2、1、1着と好調なことから逆転の可能性はかなり高いと見る。
そしてダイヤモンドダスト賞でキタノタイショウと15キロ差で7秒4差の4着だったフクドリ。今回、キタノタイショウとはわずか10キロ差ではいかにも厳しいと見る。ホクショウバンクとの比較でも、ダイヤモンドダスト賞では5キロ軽かったものが、今回は逆に10キロ重くなってしまった。ポジティブな材料を探すとすれば、過去7回騎乗して3勝、2着2回、3着1回と相性のいい松田道明騎手への乗替りだろう。
以上の比較から順番をつけると以下のようになる。4歳馬は負担重量が有利とはいえ、いずれも実績的に馬券圏内に食い込むのはかなり難しいように思う。
◎ホクショウバンク
○キタノタイショウ
▲ホクショウマドンナ
△フクドリ