ばんえい競馬は、6月の黒ユリ賞、9月のばんえいプリンセス賞に続く3歳牝馬3冠の最終戦、ばんえいオークス。先の2冠が別定重量だったのに対し、ここは定量戦。
メンバー中格付け最上位のペガサスプリティーが、ばんえいプリンセス賞に続く2冠達成濃厚。黒ユリ賞で6着に敗れて以降は、14戦10勝で、前走では300万クラスもクリアした。実績では断然抜けた存在。
相手にはハンデに恵まればんえい大賞典を制したプリンセスモモ。ばんえいプリンセス賞はニシキガールと同じトップハンデで8着に敗れたが、定量のここなら実力上位。
クラスは下だが狙っておもしろそうなのがプリンセスミント。勝ちきれないレースは多いものの、近走は3着を外さない堅実なレースを続けている。格付け上位馬の一角崩しを狙いたいところ。
重いハンデに苦しみ続けてきたニシキガールも、定量戦のここなら再び台頭してもおかしくはない。
◎ペガサスプリティー
○プリンセスモモ
▲プリンセスミント
△ニシキガール
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今年からサラブレッドのレースとなった福山のヤングチャンピオン。
地元5連勝で兵庫ジュニアグランプリJpnIIに挑戦したウルトラエナジーだが、さすがにダートグレードだけあってレベルが高く、しんがりに敗れた。しかし地元に戻ってのここは、ほとんど勝負付けの済んだメンバーばかり。初の1600メートル戦となるが、血統的にも心配はない。輸送と大敗の反動が心配だが、それさえなければここもあっさりだろう。
相手は互いに勝ったり負けたりを繰り返しているメンバーで難しい。筆頭には、前走1600メートル戦になって後続を7馬身ちぎったマルチグランドボス。
そして未勝利馬だが6戦連続2着というテンテンマルスも気になる。見れば父はステイゴールドではないか。なかなか勝ちきれない脚質というのも遺伝するのだろうか。
◎ウルトラエナジー
○マルチグランドボス
▲テンテンマルス
△ゴールドスリリング
△スターハンセン