新設された3歳以上牝馬によるハンデ戦の秋桜賞。東海地区は、2歳、3歳の重賞では牝馬限定戦がわりと充実しているものの、なぜかこれまでは古馬の牝馬重賞が行われていなかった。それゆえの新設なのだろう。
「秋桜賞」は「こすもす」と読むのかと思っていたのだが、このレースはそのまま「あきざくら」というらしい。
ん? 「コスモス」と「あきざくら」は違うの?と思ってネットで調べてみると……「あきざくら」は日本名。外国(のどこだろう)で同じ花が「コスモス」という名前だったことから「秋桜」に「コスモス」が充てられるようになったらしい。
しかし薔薇とか桜は、ローズとかチェリーとは読まないのに、なぜ秋桜だけコスモスと読むようになったんだろう。
というわけで秋桜賞だが、当初は西日本地区交流として行われる予定だったのが、馬インフルエンザの影響で東海地区ではいまだに笠松・名古屋の間ですら馬の行き来が解禁されず、このレースも名古屋所属馬限定になってしまったのがなんとも残念。
昨年まで秋に行われていたゴールド争覇が今シーズンから休止となったので、そのゴールド争覇が牝馬の重賞としてリニューアルされたとも考えられる。
中心は、メンバー中唯一の不動のA1格付けで、重賞常連のマイネフォクシーでいいだろう。重賞勝ちは昨年9月のゴールド争覇以来遠ざかっているが、前走金沢に遠征した読売レディス杯では、中央から転入後3連勝で制したリュウヨウの2着。近走の重賞実績という点だけを見てもこの馬が抜けている。
相手はこれといって目立つ馬がなく難しい。前走A2特別で2、3着のヴィエントバイラー、ルスナイパラダイスがこのメンバーでは格上。
唯一の3歳馬ファイナルバンドは初の古馬との対戦となるが、53キロの軽量でどこまで。
6月にA2特別勝ちのあるルナアーケード、5カ月半ぶりの復帰戦となるテーマミュージックなども連下ならチャンスがありそう。
馬券は、マイネフォクシーから流す。マイネフォクシー1着固定の3連単でも。
◎マイネフォクシー
○ヴィエントバイラー
▲ルスナイパラダイス
△ファイナルバンド
△ルナアーケード
△テーマミュージック