オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
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《特別G1プレミアムカップの展望》
2月の浜松デイレースSG『全日本選抜』と3月の川口デイレースG1『開設記念グランプリ』とも、目ざましい結果は出せなかった鈴木圭一郎。全日選でもグランプリでも3.35秒台の本走タイムが出ており、両開催とも決勝戦には進んでいるから、車の状態が良くないわけではない。地元エースとして、SGクラスの強力遠征勢を迎撃・撃退し、自身が頂点に立ちたい。それが成れば、年末のスーパースター王座トライアル出場権も手元に引き寄せられる。
全日本選抜と、続く地元伊勢崎デイレースも優勝した青山周平は、通算7度目のプレミアムカップ制覇へ視界良好といえる。3戦3勝で完全優勝した前節の伊勢崎は初日からスーパーハンデに置かれながら、針の穴へ糸を通すがごとき捌きで先行車の狭いインを抜き上げて勝ち続けた。今節の初日も勝利すれば、2日目には自身10度目の10連勝へ挑戦することになる。
黒川京介は全日本選抜の決勝戦、0mオープン戦の1枠から先制しながら序盤の周回で青山周に一発で差されて、その後は反撃する機会すらほとんど与えられないまま2着。SGに準優勝したとはいえ、めざす高峰の厚み・強固さを改めて感じさせる一戦となった。
しかし昨年9月に山陽デイレースでおこなわれた前回プレミアムカップ決勝戦は、0オープン戦の4枠から鋭発すると、1枠の青山周平との車間をどんどん拡げる一方的な展開で大会初制覇。車の状態がマッチして展開づくりも上手くゆけば、S1を倒せる能力を十分に備えている。
佐藤励は全日本選抜に優出したもののレース序盤から後方に置かれて8着。続く川口グランプリは優出できなかったが、最終日の特別選抜戦は高橋貢との一騎打ちを制して1着。計時した本走タイム3.344秒は、決勝戦の勝ち時計より速い、この日のトップタイムであった。今回は大会初制覇とともに、浜松でのデビュー初優勝をもくろむ。
プレミアムカップ通算9Vを誇る永井大介は全日本選抜は初日に他落をこうむって、以降の5日間はエンジンを合わせ切れなかったが、地元川口へ戻ってのグランプリは4戦3勝・2着1回で優出。決勝戦は先頭と2番手の2名が重なり続けたため仕掛けられなかったものの、優勝を狙える水準まで機力を上向かせていた。実際に準決勝戦では、翌日優勝することになる高橋義弘を6周戦の5周目に捕えて捌いている。
有吉辰也も全日本選抜で落車があった。準決勝戦で試走落車したが、最終日の一般戦は捲り・差し自在の捌きで勝利し不安を払拭した。川口グランプリも優出はできなかったが、最終日の特別選抜戦は佐藤励と高橋貢が後続を引き離す速い流れに黒川や早川清太郎が後方へ置き去りにされて苦しむ中、有吉は3着まで車を押し上げて、悪くない状態といえそうだ。
丹村飛竜も永井と同じくグランプリを4戦3勝・2着1回で決勝戦へ進出した。結果は5着だったが、試走タイムなどから鈴木圭一郎に次ぐ車券オッズ2番人気に支持されたことに、ファンの期待と実力評価が表れていた。
浜松での実績は、全日本選抜は4日目で早退、過去2年半ほど優出できていないが、2022年の春先には『G1スピード王決定戦』を制している。
高橋義弘は3年間近く浜松で優出していないが、総体的には昨春以降とても充実した1年を経てきた。昨年3月の川口G1開設記念で6年ぶりにグレード制覇。12月の伊勢崎『レジェンドカップ』でG2初制覇を果たすと、今月の開設記念グランプリで大会2連覇&通算V4を決めた。
2017年前期~2024年後期はほどんどの時期が全国ランキングA級だったが、前期~次期の2026度前期までS級を維持、定着する気配を見せている。デビュー20年を越え、40歳代になった今、また進化の一歩を刻んだ感すらある。
長田稚也も近年の進化が目ざましい。今年1月に伊勢崎G1『開場記念シルクカップ』、2月に山陽G1『スピード王決定戦』優勝。山陽の翌週には全日本選抜にも優出して3着に健闘した。
特筆できる点がある。SGの優出経験が通算4度あり、そのうち3度が浜松での開催だったことだ。昨年3月に浜松でおこなわれたプレミアムカップは5走して4走が3着以内。準決勝戦はラスト1周に永井大介と篠原睦を立て続けに捲っての3着だった。2~3月の浜松で開催された大レースに高い実績を挙げている相性の良さを、今大会も発揮するか。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-3(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-4(29期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-16(32期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
黒川 京介〔川口 S-2(33期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-5(25期)〕
佐藤 励〔川口 S-6(35期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-9(27期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-14(29期)〕
永井 大介〔川口 S-18(25期)〕
高橋 義弘〔川口 S-37(29期)〕
長田 稚也〔飯塚 S-39(34期)〕
文/鈴木