オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。佐藤励が有吉辰也を捌いて優勝
佐藤励がオールスターに続く2冠目のSG制覇を果たした
6日制の5日目まで無敗の5連勝で枠番選択の結果1枠を得た有吉辰也が2番人気、選手権5度目のVを狙う青山周平が1番人気。試走トップタイムの3.27秒を計時した佐藤励は3番人気だった。
注目の先行争いは有吉が先制して鈴木宏和は2番手発進。佐藤励は青山周に伸び勝ち3番手に付けて、予選中はカマシの冴えていた永井大介や吉林直都は後手を踏み後方の位置取りになった。
展開が最初に大きく動いたのは2周回3コーナー。佐藤励が鈴木宏を捌いて2番手へ上がった。3周回1コーナーでは鈴木宏が反撃の差しで2番手を取り戻したが、佐藤励はすかさず抜き返して2番手を再び奪還。
その間に有吉は10メートルほどリードを作って独走態勢に入っていたが、7~8周目にかけて追いついたときの佐藤励の直線の行きアシは明らかに上回っており、8周回バックストレッチで有吉の内へ攻め込んで先頭に立った。そしてゴール通過時は後続に差を付けて、完勝といえるレース内容であった。
佐藤励は6度目のグレード優勝にして、今年4月のオールスターに続く2度目のSG制覇となり、2025年2度目のSG優勝で年間MVPも視野に入ってきた。
すでに3つのSGタイトルを獲得している有吉は、初めての選手権優勝と自身初めてのSG完全Vをもくろんだが、新勢力の台頭に屈する形となった。
青山周は鈴木宏へなかなか仕掛けられないまま周回を重ねて、9周回1コーナーでインに飛び込んで3着、その際に追随して番手を上げた早川清太郎が4着に入った。
文/鈴木