
青山周平の完全優勝で幕を閉じそうだ!
4日間の予選、準決を戦い終え、ついに優出8人が出揃った。シリーズ中、無敗で優出となったのは青山周平と黒川京介。佐藤励は初日こそ3着だったが、そこからは3連勝で上り調子。鈴木圭一郎は初日、2日目と苦しんだが、3日目からは調子を取り戻し連勝で優出。佐藤摩弥はオール連対での優出となった。
スタート巧者がずらりと並んだので、レース直後の展開予想は難しい。1枠から6枠までは誰がトップスタートを切ってもおかしくない状況だ。それでも切り慣れたオープン戦の1枠に入った青山が先行しそう。青山が先頭を走れば強烈なブロック力を発揮し、後続を最後まで抑え切れる。ここは青山が完全優勝するとみた。
相手候補に指名したいのは黒川。4枠に入ったが、ここ一番での爆発力には定評があるので先行も十分。黒川が先頭を走るとハイペースの流れになり、誰も付いてこれない。黒川も完全優勝がかかっており気合は満点のはず。3連勝中の佐藤励にしてもトップスタートを決めるようなら優勝十分。鈴木圭、佐藤摩も序盤で好位置につけることができれば上位争いに参加できる。
◎ 1 青山周平
○ 4 黒川京介
△ 2 佐藤励
△ 3 鈴木圭一郎
▲ 5 佐藤摩弥
おすすめの買い目
1-2345-2345
別線は佐藤摩弥のスタート一気
5-1234
広瀬勝光が約8年半ぶりに栄冠をゲット!
0ハンから先行したのは広瀬勝。そこへ牛沢と谷島が続いていった。いきなり逃げに入った広瀬勝は、自分のコースを丁寧に回り、ペースを落とすことなく最後まで走り切り先頭ゴール。後ろでは、牛沢が離れ追走で谷島も付いていくのが一杯。前の3車は最後まで態勢が変わることなくレースを終えた。20線から単独の競走となった青木治は、10線3車を交わすまでで4着入線となった。
川口最終日のこの日は第5レースの試走後から降雨で重走路になった。雨を苦にしない広瀬勝にとって、トップスタートを切れたことは優勝の最大の要因。自分の好きなコースを回って走ることができた。広瀬勝は今年4回目の優出にして、今年の初優勝。通算では5度目の優勝となった。スタートの切れの良さは良走路でも示している。目下の課題はレース中盤から後半にかけてのペース配分か。レース序盤で自分の展開を作れることは多いので、その辺の課題が克服されればもっと優勝回数は増えていくことだろう。当分、地元での競走が続くので、エンジンのセッティング面でのアドバンテージはある。次の開催でも期待したところだ。