
佐藤励がムーンライト初制覇
佐藤励が初めて伊勢崎のグレードタイトルを獲得した
日本一とも称されるダッシュ力を持つ3枠の鈴木宏和がトップスタートを行きかけたが、2枠から長田稚也が伸び返して先行し逃げ態勢。外枠勢は6枠の佐藤励が4枠の荒尾聡と5枠の金子大輔を抑えて3番手発進。そして3周回目に鈴木宏を差して2番手に上がると5周回1コーナーで長田稚のインへ突っ込んで先頭へ。長田稚は付いて行けるアシがあり何度か反撃を試みたがかなわず、レースの最終盤は佐藤励が突き放して1着。2023年の『スピード王決定戦』(山陽)に続く2度目のG1制覇となった。
黒川京介はスタート直後から佐藤励の背後を取れたが徐々に離されて先頭争いには加われず。それでも7周回に鈴木宏を捌いて3番手へ浮上した。鈴木圭一郎は8番手発進となり、鈴木宏へ差を詰めての5着に終わった。
佐藤励は今月19日から始まる『プレミアムカップ』(山陽)でG1連続優勝をめざす。そして来月には同じ山陽で開催されるG2『若獅子杯争奪戦』へ参戦し、昨年からの2連覇と通算3度目の大会制覇をもくろむ。
文/鈴木
鈴木圭一郎が底力を発揮して追い上げる!
反則が多かった大会4日目だったが、最終レースでも青山周がまさかの反則妨害。優勝戦に進むことができなかった。谷津が繰り上がりで優勝戦に進出し、ハンデ構成は10メートルオープンになった。
スタート争いは3枠の鈴木宏が先行しそう。これに4枠の荒尾が乗って出る形か。佐藤励や黒川も枠ナリ以上には出て行くことが想定される。レースは序盤から鈴木宏が引っ張る展開。準決ではマズマズのタイムをマークしており、最初から最後まで先頭を譲らずゴールするケースも考えられる。しかし、外枠勢も黙っていない。今節はまだ1着がない鈴木圭だが、記念開催の優勝戦で8周回になることを味方に猛烈な追い上げを披露する。
佐藤励と金子大は今節オール連対で優出しており、乗り手のリズムは良い。レース序盤の位置取り次第では優勝争いに参加できる。スピード的には黒川も負けていない。やはりスタートで好位置につけるようなら上位進出も可能。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 3 鈴木宏和
△ 6 佐藤励
△ 5 金子大輔
▲ 7 黒川京介
おすすめの買い目
8-3567-3567
別線は鈴木宏の押し切り
3-5678