
SGホルダー田中茂は3着 川端孝が6周逃げた
12Rでも走路温度45度と熱を帯びた優勝戦。唯一のSGホルダーである田中茂からの2連単8-1と逃げる川端孝への折り返し1-8に人気が集まった。3連単は10倍を切るオッズが見当たらず8-1-2、1-8-2が人気筋。松生信二からの2絡みも上位人気だった。
川端→松生→竹中修二と出て行った序盤戦。新村嘉之が4番手へ浮上したが竹中修を差せず、代わりに田中茂が登場。最終3コーナーで竹中修を交わしゴール前で松生に肉薄も周回足らずに川端が押し切ってゴール。
とかく、熱走路は逃げ有利。なぜなら、追う選手はタイヤを酷使してしまい、逃げる選手は自分の好きなコースを走れるから。川端は見事にその利点を生かして通算7度目の優勝は2007年3月の浜松以来と久しぶり。
現在はB級だが、もともとはA級の実力がある選手。逃げても、追っても優勝は優勝。堂々と胸を張っていい。
次のナイターG1はあっせんがなく、8/29からのデイレースに出場の予定。
フライング犯しながらも中村晋典が逃げ切った!
走路温度は33℃とコンディション良好な山陽ミッドナイト優勝戦。人気となったのは角南一如でも前田淳でもなく0ハンの中村晋典と村田光希。3連単は1-2-5、1-5-6、1-2-6、1-5-2の4点が10倍を切るオッズ。2連単は1-2と1-5が3.6倍と互角だった。
発走ラインに6車が並び針が進んで行く。ゴー! ところが赤ランプが点灯。表示板には『1』の数字が...。人気の中村晋がフライングとなり再発走。『少しでも早く出たい』気持ちが勇み足となった。
2度目の発走。2枠の村田もいいスタートを切ったが、気落ちせず中村晋は受け止めて先頭を奪取。村田はアウトを離れず併走する格好に。3番松井がやや離れて追ったが態勢は変わらない。
村田はなんとか中村晋を捲ろうと車を操作するが、インから中村晋が張って抵抗。結局、そのまま1-2-3でゴール。2連単は一番人気、3連単は2130円といい配当。
中村晋典は昨年9月の川口デイレース以来の優勝。その時も0ハン3車の外枠から好スタート決めたもの。これで通算V8。浜松は現在走路改修中で地元の出走はなく、次回は9/16からの飯塚ミッドナイトに出走予定。