
キューポラの夏・黒川の夏
準決で荒尾聡に抑え込まれた黒川京介。枠番選択で1枠を取った荒尾だが、5番目の金子大輔がなぜか6枠を選び、黒川は5枠と絶好のセンター枠におさまる。試走は内枠3車が3.35で黒川は3.31の一番時計と存在感アピール。人気は2連単5-1が3.7倍、1-5が5.2倍。3連単5-1-6が9倍と唯一10倍を切るオッズに。
前輪浮かせたが黒川はトップスタート決め平田雅崇もカマシから一瞬、黒川のイン狙ったが入れない。荒尾は包まれてしまい後方から追い上げる格好に。徐々に黒川が平田を引き離しにかかり、あとはタイムアタック状態。グングン差を拡げ、終わってみれば大差の勝利。2連単は5-8 2,220円といい配当。西原智昭を差した丸山智史が3着入り3連単は5-8-4で15,040円とこれまたビッグな配当(7/21は山陽オーバーミッド、浜松アーリーレース、川口ナイターG1キューポラ杯、いずれも3連単は万車券でした)。
これで黒川京介はキューポラ2連覇を果たすとともに今年の優勝回数を11に延ばした(そのうちG2は4回)。青山周平・鈴木圭一郎を脅かす第3の男として『黒川京介』の名前が挙がってるが、ひょっとして近い将来No.1の座を射止めるかも。『川口・黄金時代』を引っ張るエースとして、今後もより一層強くて速い選手になって欲しい。それが、他の川口所属選手のレベルアップにもつながるのだから。
海の日に藤岡一樹がビッグボーナス!
この番組を見て最初に思ったのは丹村飛竜の外枠に藤岡一樹が位置しており、厳しい印象を受けたこと。ハンデ面では最重ハンの40m前で逃げる斎藤隆充。2日間不安定な走路でも2連勝と近況絶好調な山本翔が40mの最インに位置し断トツの一番人気で3連単は4-6-5、4-5-6。2連単は4-6、4-5に集中。若干、丹村飛竜からも売れていた。
時計は24:30すぎ、すでに7/21(海の日)に。発走後にまさかのスタート失敗し白煙上げたのは山本翔。車券の対象がはやくも脱落してしまった...。斎藤隆の逃げに穴見和正が火花を散らしながら車をインにねじ込み先頭へ。ところが穴見の外へ緑の勝負服が現れた。穴見は抵抗できず、あっさり先頭を藤岡へ譲ってしまう。丹村飛は進まず中野政則が3番手に粘って3連単は6-2-3で109,780円、2連単は6-2で11,430円と大波乱。スタートの白煙(空回り)が優勝戦に出てしまった山本翔は5着に終わった。
藤岡一樹は昨年の正月開催以来、久しぶりの優勝で通算10度目。このあとは7/26~のナイター開催へ出場予定。山本翔はリベンジを期す。
6車立てでも3連単6ケタ配当が出るオートレース。本命党、穴党、出目党いろいろ買い方はあるが、100円が10万になって返ってくる幸せは何物にも変えられないですね。
落合巧がゴール前伸び切る
史上最年長勝利記録を更新し続けてる鈴木章夫御大には頭が下がるが、これで優勝したら今後、破られることはないだろうという大記録が控えてる浜松アーリーレース優勝戦。試走は一番悪い3.45でも何が起こるかわからないのがオートレース。人気は栗原佳祐と中村友和の重ハン勢に集まるが、好位の小林頼介も売れ筋にあった。3連単10倍を切るオッズはなく、2連単は7-6が500円、6-7が800円。
0ハン先行は鈴木章夫だったが小林頼介が捲って行き米里崇徳も便乗。落合巧は鈴木章に切り込み前の2車を射程内に捉える。小林頼を米里崇が差して先頭へ立ち落合巧は青旗で2番手浮上。このとき栗原佳祐は5番手で万事休す。ゴール前は米里崇と落合巧のグリップ勝負になりアウト伸びた落合巧に軍配。結局、栗原佳は完全優勝狙ったが5着、中村友和は見せ場なく6着。鈴木章は4着(大健闘)で優勝戦を終えた。
3連単5-4-2は48,720円、2連単5-4は7,920円と山陽のオーバーミッドには及ばぬが好配当を提供。
落合巧は昨年10月以来のVで通算4度目の優勝。あまり目立たぬが意外性ある選手で、ハンデ位置も最重ハンなのだ。次は23日からのデイレースに期待したい。