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田中輝義が接戦を制して自身2度目のV!
水崎のみ試走タイムは悪かったが、それ以外はほとんど数字の差がなかった飯塚優勝戦。10線3車並びのスタートは最内の桜木が飛び出した。これに田中輝と中村颯が乗っていく形。20線3車も枠ナリの発進となった。
桜木は早々と水崎を交わし逃げに入った。田中輝も離されずに続き、一対一の態勢に持ち込む。後ろでは中村颯、高林、新村などが続いていたが、上位浮上の機会を図れないでいた。まず動きがあったのは5周3コーナー。2番手に付けていた田中輝が桜木のインに突っ込んだ。桜木は差し返しの態勢を作り、青旗すぎで田中輝のインに入って行ったが、2コーナーの立ち上がりで態勢を崩してしまう。田中輝は難なく先頭を再奪取し、後ろに付けていた新村が2番手に浮上した。桜木は結果的に3着まで番手を落としてしまった。
レース序盤から桜木の後ろにジカ付けしていた田中輝は落ち着いていた。エンジン的には明らかに桜木より強めだったが、仕掛けるタイミングを間違えないようにジックリと構えていた。そして、巡ってきたチャンス。田中輝は桜木に逆転されそうにもなったが、ここも冷静に対処できていた。田中輝は2022年5月以来、自身2度目となる優勝。近況は連を外しておらず、この流れはしばらく続きそうだ。