佐藤励が完全優勝を達成!
1回目のスタートは加賀谷がフライング。再発走となった2回目は森が好スタートを決めた。0ハン単騎の谷島を追う形になったが、まずまずのスタートを決めた佐藤励が素早く森を交わす。その勢いのまま佐藤励は谷島を交わし独走態勢に入った。森は2番手に浮上し、佐藤励を追っていったが、差を詰めるまではいかない。3番手に付けていた中村雅は最終3コーナーで森のインを狙いかけたが、突っ込みで車を引いてしまい失速。そこで加賀谷が捲りを仕掛けて3着入線となった。
佐藤励の勝因はスタートだろう。トップスタートまではいかなかったが、1周バックストレッチで森のすぐ後ろに付けることができたので、他の同ハン勢を捌く手前が省けた。精神的にだいぶ余裕が生まれ、その後のレース運びも落ち着いて取り組めた。終わってみれば初日からオール1着の完全優勝。今年は5度目のVで、通算13度目の優勝となった。この後は山陽でG2若獅子杯争奪戦が待っている。一昨年に優勝している相性のいい大会だし、今回の優勝で勢いづいたので活躍が期待される。
丹村飛竜の復活Vに期待
8月上旬に他落をこうむってから休場が続き、SGオートレースグランプリなどへの出場を棒に振る形となってしまった丹村飛竜が、置き忘れてきた夏を取り戻す。今節は3戦1勝のみで、勢いの点で目立つ存在ではないが、レース終盤の鋭い伸びがあり、この決勝戦では20線の大外枠からトップスタート出る可能性までありそうで、今年3月ぶりの優勝を掴みに行く。
仲口武志と満村陽司の伸びは甲乙付けがたく、両者が重なって走る形になると若手の古城龍之介では抜けないケースもあり、今節の本走タイムが優秀な角南一如が後半に圏内へ上がるか。
◎ 6 丹村飛竜
○ 1 仲口武志
△ 5 角南一如
▲ 2 満村陽司
穴 3 古城龍之介
おすすめの買い目
6-1=523
穴なら 元来スタート早い方ではない0ハン両車を、速攻力ある古城が叩いて出れば
3=6-125
文/鈴木