オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
小椋華恋がグレードタイトルを初獲得
川口レーサーにまたひとりスターが誕生した。
今節3日目からハンデが10メートル重くなりながら4日目の準決勝戦を2着に逃げ粘って、グレード戦への初優出(通算の優出回数は5度目)を決めた小椋華恋が、決勝戦の8周回を逃げ切って並いる強豪を撃破。デビュー初優勝は昨年の1月、消音・夜の川口だった。
今回と同じく消音ナイターでおこなわれる7月のG1キューポラ杯にも出場することになれば、大いに注目を集めそうだ。
レース中盤までは佐藤摩弥と黒川京介が離れた2番手で競り合い、そこへ松尾啓史が追いついてインまとめ差し。終盤は黒川の反撃をしのいで2着を守り抜いた。佐藤励はスタートダッシュが決まらず上位争いに加われなかった。
文/鈴木
鈴木宏和が今年の初優勝
有観客開催では初めての優勝そしてお客さんの前でのウイニングランを狙う片野利沙が、1周回4コーナーで0ハン縫田雅一をイン切り返して先頭に立ち逃げを打った。
準決勝戦と同様に前団をスムーズに捌いて2番手まで追い上げた花田一輝が片野に追いついたが、4周回4コーナーから直線へかけての立ち上がりで片野とのタイミングが合わず、少し外へ振られてしまった。そこを鈴木宏和が内へ入って2番手に浮上し、5周回バックストレッチで片野を差し先頭。昨年12月ぶりとなる通算11度目の優勝を決めた。低いけど信頼できると語っていたタイヤが、熱走路の克服に役立ってくれた。
文/鈴木