鈴木圭一郎不在で、青山周平に追い風か!
浜松オートで特別GIプレミアムカップが始まる。選考基準はいたって明快で、全国ランクの上位から順に96人が出場となる。ただし、鈴木圭一郎などが公傷で欠場となるので、その分は次位の選手が出場となる。注目の選手を地区別に挙げていく。
まずは開催地区である浜松から。鈴木圭が欠場なので、今回出場する中で浜松のランクトップは佐藤貴也。前走の伊勢崎GIでは準決3着で優出はならなかった。ただ、エンジン自体はそこまで悪くなさそうで、その前までは連続で優出できていた。現状でもある程度戦えるだろうし、もう少し上積みができれば更に良い走りができる。
伊藤信夫は現在3節連続で優出中。優勝戦では勝ち切れていないが、予選準決はオール連対の安定感。今回も地元で存在感を示すだろう。青島正樹は前走の地元で優出。結果は6着だったが、準決までの3走はオール1着。エンジンは高い位置にある。金子大輔と鈴木宏和は前走が伊勢崎GIだったが、優勝戦までは進めなかった。それでもエンジン的にはまずまずといったところで、記念レースで戦えるだけの機力は有している。実力者・木村武之は深刻な不調。全く追い込めないレースが続いている。どこかで軌道修正を図りたい。
全国ランク1位の青山周平がいる伊勢崎地区。その青山は好調そのもの。前走の伊勢崎GIで優勝しているし、このところ優出を逃していない。これといった死角も見当たらず、今回も当然の優勝候補。容赦ない攻めで車群を切り裂いていくだろう。高橋貢と早川清太郎も前走の伊勢崎GIで優出していた。どちらも優勝戦では車の進み方が良くなかったが、記念レースで優出できているのでエンジンは悪くない。西原智昭、内山高秀といったあたりもエンジン状態はそこそこ。今回も何度か車券に貢献してくるだろう。
前回のプレミアムカップで優勝した荒尾聡を擁する飯塚地区。その荒尾は近況まずまず。前走の準決では前を走る車を攻め損ねて3着になったが、その前後の日はともに白星。その前のGIでは優出3着と上位着が続いている。前回に続いて連覇も十分狙える現況だ。有吉辰也は前走の伊勢崎GIの準決で落車。最終日の動きもピリっとしなかった。しかし、その前のGIでは準優勝だったし、その前の一般開催では優勝している。その時の動きに戻れば、今回も優勝争いに加わってこれる。A級ではあるが長田稚也が楽しみな存在。前走の伊勢崎GIでは3日目の7着が響き、準決にも乗れなかったが、その前のGIでは記念初優勝を遂げている。若手の中でも特に成長が著しい選手なので、今回も注目度は高まる。
川口地区は若井友和が好調。前走の伊勢崎GIでは優勝戦まで進み3着。その前の地元でも優出していた。エンジンは変わらず高い位置にあるし、攻めの方も変わらず堅実。前団が大混戦になっていても、その内側を強い気持ちで突っ込んでいける。川口でランク最上位は加賀谷建明。前走の伊勢崎GIでは重走路で2勝があるものの、良走路の動きはイマイチだった。今の課題は良走路でのエンジン作りか。中村雅人も伊勢崎GIではもう一つといった内容だったが、試走タイムはそれなりに出ているのでエンジンは悪くない。鈴木清はその伊勢崎GIで優出3着。試走タイムはそこまで出ていないが、レースに行くと動きが良かった。軽いスランプに入っていた佐藤摩弥は、前走の地元でエンジン乗り換わった。それまでよりは走りが良くなっていたので、エンジン乗り換わりは正解の様子。他にも黒川京介、小林瑞季、上和田拓海、佐藤励といった若手が活躍しそう。
最後に山陽地区。ランク最上位は松尾啓史だが、ここ2節は動きがイマイチ。試走タイムから物足りないので、まずはこの数字を出したいところ。丹村飛竜は前走の伊勢崎GIで優出4着。良走路でも重走路でも悪くない動きをしていた。A級の前田淳は前走の飯塚一般開催で優勝していた。それも全3走オール1着の完全優勝だった。2節前からエンジンが上昇している。その同期の角南一如も数節前から復調の兆しが出ている。
※9月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-10(24期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-32(29期)〕