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鈴木圭一郎が圧巻の走りで同大会初優勝!
山陽オートで行われていたGII若獅子杯争奪戦は、浜松の32期・鈴木圭一郎が同タイトル初優勝を決めた。全国ランク1位の青山周平に対し、先手の攻めで勝利をもぎ取った。
良走路で行われた優勝戦は、試走一番時計が鈴木圭で26。次いで、上和田拓海と青山周平が29。丹村飛竜が30、緒方浩一が31、中尾貴志が33、吉原恭佑が34、青木隆浩が36だった。
0ハン単騎に置かれた青木だが、スタートで中尾に叩かれてしまう。中尾は絶好の展開になったが、すぐさま上和田に交わされてしまう。上和田にとっては記念レースで初優勝のチャンスが巡ってきたが、独走でもペースが上がらなかった。代わって先頭に踊り出たのは丹村。その丹村も後続を振り切るまではいかず、鈴木圭がしっかりと捌いて行く。青山は鈴木圭に先行されたのが痛かった。必死に追い上げては行ったが、最終的には3着までが一杯だった。
このレースでは鈴木圭が落ち着いて乗れている様子が印象的だった。もちろん、試走タイムが一番出ていたので慌てる必要もないし、無理な仕掛けをすることもない。前団の競り合いを冷静に見られる状況だった。そして、仕掛けどころがあれば1車ずつ、じっくりと交わしていけていた。鈴木圭は、このGII若獅子杯争奪戦は初めての優勝。SGはすでに10度の優勝を誇るが、GIIは意外にも今回で4度目の制覇。デビュー時から前評判が高く、1級車に乗り換わってからも急激に成長しているからこその状況と言える。これからもグレードの格を問わず、記念タイトルを積み重ねていくのは間違いない。