S級よりもA級やB級に好調者が多いシリーズ!
山陽オートはちょうど1ヶ月ぶりの開催。今回も昼間3日間のシリーズで、昨今の気温上昇とともに走路温度も上がり、軽ハン勢が活躍する季節がやってきた。追い込み勢にとっては試練。気候に合ったセッティングを見つけられるかどうかが大きなカギ。
地元S級は2人の予定。ランク最上位は丹村飛竜だが、前走までの浜松連続参戦では不本意な結果に終わった。ただし、その前の川口では優出するなど悲観する事ばかりではない。地元のセッティングは掴みやすいだろうから、早い段階での立て直しもありそう。もう一人は西村龍太郎。西村も近況はエンジンがパッとしない。それでも試走タイムを出してくる日もあるので、良い状態を長く保つ事ができれば優勝戦まで進出できる。
外来S級は川口から3人。その中でランク上位は山田達也。前走の地元GIIでは、序盤こそまずまずだったが中盤からは失速。試走タイムからもう少し欲しい状況だった。同期の大木も前走のGIIではイマイチだった。山陽オートでは前回来たGIで落車もある。悪いイメージがあるかもしれないが、エンジン状態とともに全てを払拭したい。五十嵐一夫は前走のGIIで、シリーズ中に3回車券に貢献できた。成績には多少ムラあるが、エンジン自体は常に並の状態を保てており、イン一本の堅実な走りは健在だ。
A級で大注目なのは小林悠樹。近況は地元での競走が多いが、現在のところ連続で優勝している。前走の優勝は0ハンからスタート先行して逃げ切り。その前は、同ハンに3車いての大外からの競争で、スタートこそ行けなかったが、道中で交わしての優勝。今回からハンデ重化は避けられないが、最重ハンの10M前になってもスタート力があるので克服できるだろう。
他には岩崎亮一も注目。元々、S級と何ら変わらない実力を持っているが、現在のところ連続優出中。近況は悪かった流れを変える事ができている。A級にランクされている間はハンデ位置的にも有利になるので、レース展開も楽になるだろう。直前の飯塚ミッドナイトで優出したのは岡部聡。岡部も一時期よりだいぶ安定感が戻ってきた。同じく飯塚ミッドナイトで優出していたのは山崎進、川口裕司。川口は成長盛りの34期。今後も走力を増してくるだろう。その同期の松尾彩も1級車の特長を掴み出している。だいぶスピードが出るようになってきた。
※6月4日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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丹村 飛竜〔山陽 S-37(29期)〕
西村 龍太郎〔山陽 S-38(25期)〕
山田 達也〔川口 S-27(28期)〕
五十嵐 一夫〔川口 S-39(21期)〕
大木 光〔川口 S-46(28期)〕
岩崎 亮一〔山陽 A-1(25期)〕
岡部 聡〔山陽 A-12(19期)〕
小林 悠樹〔浜松 A-190(28期)〕