青山周平がシルクカップ初制覇に挑む!
伊勢崎オートで行われている第44回GI開場記念シルクカップも優勝戦のメンバーが出揃った。準決からハンデが重くなった選手が健闘し、優勝戦は10Mオープンで行われる。並びは最内から仲田恵一朗、浅香潤、鈴木宏和、三浦康平、高橋貢、金子大輔、荒尾聡、青山周平となった。
10Mオープンのスタート争いだが、角度が付くため、0Mオープンの時よりも更に内枠が有利になる。順当なら内から枠なり発進になりそうだが、そこに各選手のスタート力を加味すると、そう簡単にはいかない。最内の仲田はスタートが遅い方ではないが、いつもは最重ハンの10Mで走っているので、しっかりと先行できるかどうかは微妙。今回は3枠から鈴木宏が飛び出すとみた。
優勝戦のメンバーを見渡しても鈴木宏はスタート力上位。荒尾、青山と同等のスタート力を持っているとみている。この3者がスタート力上位グループ。その中で枠が一番内なのでトップスタートを切りそう。これに乗って行くのが荒尾と青山。4番手には仲田と浅香、三浦、高橋貢が激しく競り合う。金子は、荒尾と青山に抑え込まれる形で、1Mでは後手を踏みそうだ。
レース展開だが、鈴木宏が序盤からペースを上げそう。準決では上がり376を出して逃げ切ってみせた。鈴木宏にとっては十分な数字だが、昨今のオート界はスピードレースが主流。8周回逃げ切るまでは考えづらいか。鈴木宏を追う一番手は荒尾。そして、後ろに青山。このどちらかが鈴木宏を交わしそう。青山が先に交わせばそのまま押し切り。荒尾が交わしても、残りの周回で青山が捌いていきそう。そこで当ブログでの本命には青山を挙げる。青山はこの大会で優勝した事がなく、今回勝てば初制覇となる。
相手は荒尾。レース序盤で有利な展開を作りそうだし、一回先頭を走る展開になれば、簡単には抜かれない走りができる。次に鈴木宏。いきなり独走に入れそうな展開は魅力大。すぐ後ろに誰かがやってくるだろうが、ペースを上げて走れれば逃げ切りも考えられる。そして三浦。鈴木宏のスタートにうまく乗って行ければ2番手からのレースができる。鈴木宏を早めに交わすようなら優勝も十分視野に入ってくる。最後に仲田。このメンバーの中では格下だが、最内の利点を活かして先行し、後続が競り合う展開になればGI初優勝も見えてくる。実績上位の高橋貢は、準決の動きは苦しそうだったが、優勝戦までに上積みができれば上位争いに参加してくる。金子は序盤である程度の位置に付ける事ができれば十分戦えるだろう。
◎青山周平
○荒尾聡
△鈴木宏和
△三浦康平
▲仲田恵一朗