全国各地から選手が集結!
新型コロナウィルス感染拡大防止策として、選手の往来を極力抑えていたオート界。今節からは通常の交流に戻り、全てのレース場から選手が襲来する。本来のオートレースが楽しめる。
今回出場するS級は全て地元川口勢。その中でランクトップは若井友和。前走は準決4着で優出はならなかったが、その前後のレースではともに1着。更に前々走ではGIIで優出し3着。エンジンはおおむね高い位置で推移しており、今回のようなハンデ戦では車群を縫っていける状態にある。当然の優勝候補の一角に挙げられる。
ランク次位は佐藤摩弥。前走の伊勢崎では毎レース懸命に追っていたが、勝ち星はなく優勝戦にも進めなかった。ただし、大きな着を取っているわけではなく、セッティングがバチッと合っていなかっただけ。エンジン自体は悪くなく、地元走路ならしっかりと折り合いを付けてくるはず。大木光は状態まずまず。前走の3日間でも2回の連対があった。その前のGIIでは優勝戦まで進み6着。得意のイン走法が決まっており、混戦でもスピード戦でも車を進めてくる。山田達也、佐藤裕二はエンジン状態並から少し上くらいか。戦えないわけではないが、もう少し上積みは欲しい印象。森且行は前走の地元で優出。その前のGIIでも優出していたが、その優勝戦で落車してしまった。それでも次の節である前走で優出していたのだから、落車による悪影響はなさそう。
黒川京介と鈴木清は前走で落車して以来のレース。黒川は伊勢崎で落車。鈴木清は地元で落車。鈴木清はその前の節のGIIでは優出していた。落車の影響がなければ、その時の動きを出せるはず。
A級で調子がいいのは影山伸、高塚義明。どちらも前回の川口で優出している。影山は最重ハンでもしっかりと競り合いに参加できている。高塚はスピードとハンデ位置を味方に後続を苦しめるシーンが多かった。
外来では西村龍太郎、越智尚寿、岩科鮮太、谷津圭治などが参戦。西村は前走の記念ではイマイチだったが、ここ数節は鋭い走りができている。スタートもまずまずだし、道中の攻めも決まっている。越智は堅実な走りが持ち味。攻めに派手さはないが、着実に1車ずつ捌いて番手を上げていける。岩科はスタートに一定の改善が見られている。同ハンから枠ナリに発進できれば厳しい突っ込みを連発させて勝負圏内に入ってくる。谷津は捌きが達者。混戦になればなるほど威力が増してくるタイプだ。重走路も苦にしない点は更に魅力。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-8(25期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-14(31期)〕
大木 光〔川口 S-22(28期)〕
山田 達也〔川口 S-24(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-26(33期)〕
鈴木 清〔川口 S-29(23期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-35(24期)〕
森 且行〔川口 S-42(25期)〕