高橋貢が2年連続でレジェンドの称号を手にした!
伊勢崎オートで行われていたGIIレジェンドカップは、地元の22期・高橋貢が昨年に続き優勝を決めた。試走一番時計タイで、見事に地元ファンの期待に応えてみせた。
試走タイムは高橋貢と池田政和が29で一番時計。ついで浦田信輔と森且行が31、岩崎亮一と永井大介が32、内山高秀が33、五所淳が一番悪くて35だった。
0Mオープンで肝心のスタート争いは、5枠の岩崎が1コーナーをトップ旋回。まずは逃げ態勢を作った。これに最内の浦田が続き、高橋貢が3番手に付けた。
ペースを上げたかった岩崎だが、早々と浦田に差し込まれてしまう。高橋貢もすかさず岩崎を捲っていく。先頭に立った浦田だったが、エンジン力が勝った高橋貢が難なく捌いていく。このあとは態勢が変わることなく高橋貢が先頭ゴール。浦田が準優勝。岩崎が3番手入線を果たした。4番手以降では池田と永井が競り合う形。内山、森、五所は見せ場を作ることができなかった。
高橋貢は改めてその強さを示した。優出したメンバーの中では最も古い22期ではあったが、試走はしっかりと一番時計。地元走路での利があるとはいえ、エンジンをきっちりを仕上げてみせた。レース運びも実に落ち着いたもの。スタートで遅れずに出られた点も流石だし、その後も前を走る2車の動向を余裕を持って見ていられた。仕掛けどころを探りながらチャンスがあれば素早く攻める。交わせるタイミングなら迷いなく車を進めていく。今回は26期以前の選手による戦いだったが、そういった縛りがない、全ての選手が参加する大会でも存在感を見せ続けていけるだろう。
佐藤摩弥の勢いが止まらない!
今シリーズは一般開催ながらメンバー構成がやや豪華。全国ランク1位の鈴木圭一郎に、絶好調の佐藤摩弥。実力者・中村雅人に佐藤貴也、金子大輔、早川清太郎らの29期が集結し、レベルの高い競争が展開されそう。
最も好調と言えるのは佐藤摩弥。前走の若獅子杯で優勝を決めてきた。それもシリーズを通してオール連対の安定感。優勝戦では上がり337を叩き出し、エンジンも乗り手も絶好調。現時点では鈴木圭一郎に対抗できる一番手になるだろう。
その鈴木圭一郎は前走の若獅子杯では準決4着で優出モレ。それでも他の4走は1着3本を含むオール連対。エンジンが下降している訳ではない。今回はその時のリベンジをキッチリと果たしておきたい。若獅子杯では鈴木圭と同期の小林瑞季が優出していた。スタートの切れが良く、道中もスピードある走りを披露していた。渡辺篤も同様に優出した。このまま勢いに乗りたいところ。佐藤貴也は3日目に白星があるものの、シリーズを通して調子を掴めなかった印象。だが、2月6日の地元で優勝したエンジン状態に戻れば優勝候補の一角に名乗りをあげる。初日の気配に注目したい。
中村雅人は前走の浜松一般開催で優出し6着。予選準決の3日間は全て連対していたので、エンジンは安定していると言える。その優勝戦には柴田健治、掛川和人、岡本信一も乗っていた。柴田は予選準決の3走を全て2着で突破し、優勝戦は3着。岡本は優勝戦8着だったが、そこまでの3走は全て連対。B級ながら健闘している。
金子大輔と中村友和は前走が飯塚一般開催だった。ここでは共に優出。金子は猛烈な追い込みを見せて準優勝の結果だった。中村友も持ち味のスピードを遺憾なく発揮していた。早川清太郎はその前の飯塚一般開催に出場していた。準決で反則を取られ失権となったが、それ以外の3走は全て連対していた。
他では西原智昭が前走の地元アフター6ナイターで優出。走路温度が下がるようならスピードに乗った走りを見せられる。同じ優勝戦には鈴木将光も乗っていた。大きなコース取りで車速を乗せる走りができている。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-5(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-17(29期)〕
中村 友和〔浜松 S-27(32期)〕
中村 雅人〔川口 S-3(28期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-33(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-8(29期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-39(28期)〕