一般開催ながら5日間のロングシリーズ!
今回の川口オートは記念レース並みの長期決戦。予選が3日間行われ、じっくりとエンジンを仕上げる時間があり、それに成功した選手が準決進出となる。
地元のランクトップは永井大介。前走となる伊勢崎SGではしっかりと優出を果たしてみせた。その優勝戦では0Mオープンの5枠からの競争だったが、スタートでダッシュが付かず、6番手発進のまま番手を上げることができず6着ゴール。それでもSGの優勝戦まで進出できたのだから、エンジンは高い位置にある。地元走路にもキッチリと合わせてくるだろう。
前走で優勝して参戦となるのは池田政和と上和田拓海。池田は8月19日の川口優勝戦で1着。この節は3日間開催で全て1着の完全優勝。優勝戦は枠に恵まれた感があったが、それをキッチリとモノにしてみせたのは流石の一言。池田は走路が冷えてくる時期に成績が上向く傾向があり、この優勝で波に乗りたい。上和田の方は8月10日の川口優勝戦で1着。この開催も3日間のシリーズで、初優勝をパーフェクトVで達成している。これまで通算11勝を挙げており、34期の中では断然トップ。これからの成長が楽しみだ。
池田が優勝したレースには五十嵐一夫、間中大輔、福田裕二も乗っていた。五十嵐は手堅いイン差しが武器、間中は突破力、福田は速攻が持ち味だ。
他では鈴木清が前走の伊勢崎で優出。その前の地元でも優出しており、今年は好調が続いている。加賀谷建明と佐藤裕二はエンジンもう一つ。整備で上積みを図りたい。
外来S級は浦田信輔に特注。前走の浜松GIIでは鋭い追い込みを決め準優勝。その前のSGでも優出しており、調子が上がっている。久門徹、滝下隼平、内山高秀などもエンジンが並より少しでも上向けば、優勝戦に進出できる底力を持っている。
伊勢崎A級に好調者がチラホラ。鈴木清市は、ここ何節もエンジン好調が続いており、成績も安定してまとまっている。前走でも優勝戦まで進出してみせた。このレースには他に、宍戸幸雄も乗っていた。森村亮も前々走の地元で優出。スピードある走りを展開している。
飯塚A級は、重富大輔が浜松GIIで優出。その後の浜松一般開催でもマズマズの走りを見せていた。その浜松一般開催では水本竜二が優出。ハンデ位置を生かしての奮闘が目立っている。山陽A級は、稲原良太郎が前走の地元ミッドナイトで優出し7着。2日目と3日目には白星を挙げている。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-2(25期)〕
池田 政和〔川口 S-10(23期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-28(27期)〕
五十嵐 一夫〔川口 S-40(21期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-13(23期)〕
久門 徹〔飯塚 S-43(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-44(28期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-20(26期)〕