浜松3強が地元勢を鼓舞する!
2月11日にGIスピード王決定戦が終わったばかりの浜松で、今度は4日間の一般開催が行われる。地元からは、そのスピード王決定戦を制した鈴木圭一郎を筆頭に佐藤貴也、金子大輔などが参戦し、外来勢を迎え撃つ態勢は万全。
鈴木圭は、GIスピード王決定戦ではエンジン完調だった。5日間の試走は全て24の驚異的な数字。レース間隔が空いておらず、今回もこの超抜機を駆って、連続優勝を目論む。
佐藤貴は前走のGIでは初日に反則を犯し、早々と失権してしまった。それでもその後の4走は全て1着と、高いモチベーションを保っていた。もちろんエンジンの方も乗り手の操作に応えられるだけの仕上がりにある。同期の金子もエンジンはいい。前走のGIではしっかりと優出していた。結果は6着だったが、試走タイムが出ていたように機力的には上位の部類にある。
地元S級の参戦はもう一人。渡辺篤だ。前走のGIでは準決3着で優出はならなかったが、シリーズを通してスピードある走りはできていた。
外来で注目なのは青山周平、荒尾聡、早川清太郎といったあたり。3者とも前走は浜松のGIで、当地は連続参戦となる。青山は準決6着で優出はできなかった。しかし初日から連勝を決めており、スタートの切れ、エンジンの仕上がり共にマズマズの状態にある。早川も青山と同様に初日から連勝。優勝戦には進めなかったが、最終日には試走25をマークし、車の状態は悪くなかった。荒尾は準決4着。ただ、それ以外は3勝を含むオール車券に絡む結果。今回の一般戦ならより強力な存在感を示してくるハズ。
A級は伊勢崎勢に好調な選手が多い。藤本梨恵は前走の地元で優出。0ハンから逃げるレースで最も成績を残せるが、最近では抜いて行く展開でも力を付けてきている。スピード派の三浦康平、仲田恵一朗あたりも冬場のこの時期は活躍が目立つ。長らく軽いスランプに入っていた渋沢憲司は、ようやく良化の兆しが出てきた。
33期の伊藤正真は、いつ初優勝を決めてもおかしくない近況。すでに2度の優勝経験がある木山優輝は、上がり40を切るタイムを連発している。交川陽子も前走では2勝を挙げており、車券の対象になってきている。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-2(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-9(29期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-38(31期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-4(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-10(29期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
人見 剛志〔山陽 S-30(28期)〕