キューポラ2度目のVへ永井大介が好視界!
川口オートの伝統GI・キューポラ杯も優勝戦のメンバーが出揃った。大会3日目に、競争会地区で火災が発生し、第8レース以降が中止になるハプニングがあったが、準決の日は第1レースから通常通り行われた。準決4個レースを簡単に振り返る。
まず9R...人見剛志がフライングで再発走となった。レースは0ハンの福田裕二が粘っていたが、10線大外から好スタートを決めた早川が順当に台頭。吉原恭佑も早船歩と福田を交わして2着に食い込んだ。
10R...試走の後に激しい降雨。レースは重走路になった。先行の五十嵐一夫がインをマイペースで走るも、新井恵匠が8番手から怒涛の追い。木村武之と山田達也は競り合う形に。
11R...大木光が笠木美孝を一発で差しインベタ走法。大外を使って高橋貢が追撃してきたが、なんとか競り勝って1着。荒尾聡は離された3着入線。
12R...大外を使って永井大介が1周で先頭に立つ。金子大輔も中団を割ってすぐさま続く。他の選手は引き離される一方。
優勝戦の日は雨の予報はなく、レースは良走路で行われそう。10R以降は重走路で勝ち上がったメンバー。天候に恵まれた感があるのは新井恵匠と五十嵐一夫、それに大木光か。この3者は良走路でのレースとなると劣勢。
優勝戦のメンバーの中で今節、良走路で最もタイムが出ているのは永井大介。ちょっと前に連続優勝は4で止まったが、連続優出は続いておりエンジンは絶好調。スタートの切れもよく、1周バックストレッチで好位に付けられそうだ。早い段階で先頭に踊り出し、後続を引き離すレースを見せそう。当ブログの本命には永井を推す。
相手候補筆頭は早川清太郎。消音マフラーになっているとは言え、走り慣れたナイターでエンジンが折り合っている。特に、課題とされていたスタートに大幅な良化が見られ、今までと序盤の展開が大きく変わってきた。この優勝戦でも鋭い飛び出しからソコソコの位置に車を付けてきそうだ。レース道中の追い込みは元々定評がある。
他で怖いのは高橋貢、金子大輔、大木光あたり。高橋は予選道中のタイムがやや物足りないが、優勝戦となるとしっかりエンジンを仕上げてくる可能性がある。それだけ整備に対しての経験値が高い。エンジンさえ他の選手と引けを取らなければ、レース道中は冷静な対応で、的確な走りを見せることができる。金子は、まだ本調子ではないが、徐々に以前の迫力が戻ってきており、レース巧者っぷりを発揮し出してきている。大木は雨で勝ち上がった感あるとは言え、枠は絶好だし地元の利で気合を増してくる。イン一本の走りで見せ場を作りそうだ。
◎永井大介
○早川清太郎
△高橋貢
△金子大輔
▲大木光