中村雅人の復調なるか！


　

　ＳＧオールスターオートレースの興奮冷めやらぬ川口オートで、今回は４日間の一般開催が行なわれる。ＳＧから居残りの選手も多く、その時の動きが参考になる。また、ＳＧには出ていなかったが、調子を上げてきた選手もいるのでピックアップしていきたい。

　今回出場する中で、ＳＧ優出者は永井大介のみ。優勝戦は６着だったが、準決では永井らしい走りが見られた。シリーズを通してもエンジンは高い位置で保てており、今回に向けて特に不安はない。メンバー構成的にも優出はノルマといえる存在だ。

　地元川口でランクトップは中村雅人。復帰２戦目となったＳＧでは優勝戦まで進めなかったが、これまでマズマズの復調ぶりを見せている。これからもレースを重ねるごとに、かつての走りを取り戻していくだろう。完全復活した中村を早く見てみたい。

　川口のＳ級では、他に若井友和がエンジン堅調。今年に入ってからは大崩れしていないし、ＳＧでも勝ち星こそなかったが、５日間着をまとめていた。今回はメンバーが大幅に軽化されるので、白星ラッシュに期待したい。ＳＧでは活躍できなかったが大木光や佐藤裕二のイン突っ込みは鋭いし、山田達也や中野憲人らの追い込みは見もの。黒岩明、加賀谷建明などもちょっとした所でエンジン上向きそう。

　外来のＳ級は４人参戦予定。いずれも状態は一息といったところだが、４人とも優勝戦まで進んでもなんらおかしくない実力の持ち主。この４人で最もエンジン良いのは早川清太郎か。ＳＧでは反則してしまい、失権となったが、１着を２本挙げておりエンジン的には戦える状態になっている。スピード派の伊藤信夫、玄人好みのレース運びを見せる浜野淳、オールラウンダーの岩崎亮一の力走に注目だ。

　Ａ級では森谷隼人が前走の浜松で優出。このところ成績が安定しており、乗り手の攻めにも自信がうかがえる。同じ浜松で走っていた丸山智史も、ここにきて成長している様子。直前の伊勢崎で健闘していたのは中尾貴志と吉田恵輔。どちらもレース序盤の仕掛けが早い方だ。

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主な出場予定選手
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中村　雅人〔川口 S-4(28期)〕
永井　大介〔川口 S-5(25期)〕
若井　友和〔川口 S-18(25期)〕
黒岩　明〔川口 S-22(26期)〕
早川　清太郎〔伊勢崎 S-9(29期)〕
伊藤　信夫〔浜松 S-16(24期)〕
岩崎　亮一〔山陽 S-19(25期)〕
浜野　淳〔山陽 S-31(24期)〕