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鈴木圭一郎がGIV2を達成!
浜松の開場60周年記念ゴールデンレースは、地元の若手・鈴木圭一郎が制した。序盤でハナを奪うと、そのスピードを見せ付ける圧巻の勝利。独走力の高さをあらためて証明した一戦となった。
鈴木圭一郎は試走から仕上がりの良さを誇っていた。タイムも一番時計の29。1回先頭に立てれば、十分逃げ切れるものだった。
レースはまず、0ハン単騎の鈴木一馬がスタートを残し、一人で走る展開。しかし、試走タイムが35と、岩見貴史とタイでワーストだったせいかペースは上がらなかった。リズムを掴む前に、岩見を捲った鈴木圭一郎がやってきた。そして、2周1コーナーで鈴木圭一郎が鈴木一馬のインに突っ込み、早々と先頭を奪取。そこからは持ち味の車速を発揮し、後続を徐々に引き離していった。
2番手には岩見と鈴木一馬を交わした金子大輔がやってきた。金子は試走31と、鈴木圭一郎に対してはやや劣勢。腕で2番手までは上がったものの、鈴木圭一郎を追い詰めるまでは行かなかった。3番手には浦田信輔が浮上。4周目にはこの3車が上位に抜け出し、ゴールまで順位が変わることはなかった。7枠の青山周平、8枠の中村雅人はスタートで好位を奪えず、終始後方のままだった。
鈴木圭一郎は4月から浜松所属の選手になった。それから一ヶ月ちょっと経った。今回の優勝戦では金子と地元ワンツーを決め、タイトルの流出を見事に阻止。名実共に、完全に浜松の看板レーサーの仲間入りを果たした。デビューは船橋。そこで培った経験を浜松で更に花開かせてもらいたい。準優勝だった金子や、今回は優出できなかった木村武之、佐藤貴也らは、この鈴木圭一郎にいい刺激を受け、浜松地区を更に盛り上げていくようになるだろう。