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青山周平が黒岩明との死闘を制す!
GI第22回平成チャンピオンカップの優勝戦は青山周平が制した。スタート決めての逃げ切り勝ちではなく、レース道中では激しい競り合いが見られた見ごたえのあるレースだった。
トップスタートを切ったのは最内の前田淳。地元開催の記念だけに、スタートで見せ場を作った。しかし、ペースは上がらず、2番手スタートを切った青山が交わして行く。3番手スタートを切ったのは大外の荒尾聡。こちらは伸びを欠き、黒岩明に交わされてしまう。黒岩は2番手で走っていた前田を捲ると、青山を追いかける態勢を作る。逃げる青山と追う黒岩。直線の伸びは明らかに黒岩が勝っていた。
黒岩は落ち着いて青山を差すと、今度は自分が逃げる形に。しかし、ここで走るコースが小さくなってしまう。それを見た青山は捲りを仕掛けていく。これが功を奏し先頭を奪い返す。黒岩は再び2番手で追走。機を窺う。そして、最終3コーナーで黒岩が青山のインに突っ込む。しかし、これは態勢不十分。半端な突っ込みになって黒岩は落車してしまう。青山が見事に逃げ切って栄冠のゴールを切った。
黒岩の落車により、3着入線の前田と4着入線の荒尾が繰り上がり。2-1-8で決まった。他の、田中茂、新井恵匠、人見剛志らは見せ場を作ることができなかった。中村友和もスタートで遅れて8番手発進。ここから巻き返しに行くには厳しかった。
青山はこれで記念タイトルが12個目(GIに関しては8個目)。4月から伊勢崎所属となったが、これまでと変わらぬ快進撃を見せてくれそうだ。また、落車した黒岩も、エンジンさえ仕上がれば記念の優勝戦でも戦えることを証明した。