第34回SGオールスター・オートレース開幕!
オートレースのオールスターが4月25日~29日の日程で、浜松オートで開催される。S級選手プラス、ファンの人気投票により出場選手が決まる。昨年は中村雅人の優勝で幕を閉じたが、今年は誰が栄冠を掴むか。
開催地である浜松は好調な選手が多い。ランク筆頭の金子大輔は前走の地元開催で完全優勝を決めた。優勝戦は雨だったが、予選中は晴れでも結果を出しており、天候に左右されない強さがある。ランク次位の木村武之は前走が山陽GI。きっちりと優出している。エンジンの方は完調時の動きではないが、かなり高い状態にある。佐藤貴也も前走の山陽GIでは優出した。ここ近年での成長っぷりは周知の事。伊藤信夫はちょっと前に伊勢崎で完全優勝を決めた後も、良走路に関しては良い動きを示している。この4人が外来勢を迎え撃つ中心的存在となる。
外来で層が厚いのは飯塚と船橋。まず飯塚から。大将格・浦田信輔は近況、優勝こそないが成績は安定している。良走路に関して言えば全く不安はない。篠原睦もかなりの安定感を誇っている。得意の速攻が決まっているし、エンジンの方も好調キープ。荒尾聡は前々節の地元開催で優勝。その後の山陽GIも悪くはなかった。その山陽GIで準優勝だったのが岩見貴史。優勝戦と準決は雨走路だったが、晴れの方も良化中。武器のスタート力も戻ってきてる。田中茂は前走の伊勢崎で優出し6着。東小野正道も同じ開催で優出し5着と、2人共エンジンはマズマズ。
船橋は全国ランク1位の中村雅人に注目。この大会は前回覇者。前走の伊勢崎では、準決で厳しい番組に置かれ3着になってしまったが、エンジンの方は悪くなさそう。浜松との相性も抜群だ。ランク2位の永井大介の前走は、中村と同じ伊勢崎で準優勝。優勝戦では力強い追い込みを見せていた。青山周平、内山高秀、西原智昭は前走の山陽GIでは準決止まりだった。その大会で優出したのが岩田行雄。かつてほどの走りは戻っていないが、近況は走りに元気がある。片平巧や池田政和はエンジンやや不調。整備で立て直していきたい。
伊勢崎からはS級が3人参戦。エンジン自体は上下動ある高橋貢だが、レースでは経験を活かして好成績に結びつけることができる。早川清太郎と田村治郎は、序盤の走りは不安あるもののレース後半は鋭く追い込んで行ける選手。
山陽は浜野淳や岩崎亮一が好調。共に、前走の地元GIで優出。スタートもエンジンも高い位置にある。岡部聡もエンジン自体は悪くない。地元GIでは初日から3連勝を決めている。前田淳や藤岡一樹などの速攻タイプもいるし、人見剛志や角南一如、松尾啓史らの追い込みタイプもいる。
川口では若井友和が最も注目。前走の山陽GIでは見事優勝。今年は地元のGIも制しており、ここまでの流れが良い。加賀谷建明、森且行、佐藤裕二らも直前まで地元で走っていたが、いいレース内容を見せていた。
S級以外では、やはり32期が気になる。同期実力ナンバー1の鈴木圭一郎は、前走の伊勢崎の優勝戦で珍しく反則。それ以来、初のレースになり乗り手の方で多少の不安はあるが、元々は荒っぽい走りをする方ではないのでそこまで気にしなくていい。伊勢崎から吉原恭佑と松本やすしが参戦。どちらも乗りっぷりが良く、スピードが出るタイプなので初日から注意して見てみたい。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-4(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-6(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-9(29期)〕
中村 雅人〔船橋 S-1(28期)〕
永井 大介〔船橋 S-2(25期)〕
青山 周平〔船橋 S-5(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-7(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-8(26期)〕
浜野 淳〔山陽 S-10(24期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-16(24期)〕
森 且行〔川口 S-19(25期)〕