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高橋貢が経験の差で栄冠を掴んだ!
伊勢崎で行われたGIIグランプリの優勝戦は、高橋貢が制した。新型タイヤに替わってから間もなく、更に雨が降ってる難走路の特性をいち早く掴み、それを走法に体現した。
0M単騎の渋沢憲司は大きめなコースを通ったがペースは上がらなかった。10Mからは早川清太郎が枠ナリのスタートを見せた。絶好の展開を作ったが、試走タイムが表すとおり道中はそこまで良くはなかった。好スタートを切った高橋が早川を捲る。そこからはブッチぎりの独走態勢に入るかに見えた。しかし、思ったよりペースが上がらない。後ろを走る金子大輔がプレッシャーをかける。しかし、金子も金子で高橋を攻略し切れない。そこで、3番手に付けていた中村が動いた。中村が金子に対し捲り敢行。これが功を奏し2番手に立った。ここから、中村は高橋に攻撃を仕掛ける。外に振ってから切り返そうとしたり、強引気味に突っ込もうとしたが、交わし切るまではいかなかった。結局、高橋がインコースを守り切り1着ゴール。
走路状況のせいなのか、新型タイヤの影響なのか、優勝戦のレースは独特だった。早めに先頭に立った選手がインコースを締めて走ると後続の選手は手も足も出せなくなる。これは今回の優勝戦に限ったことではない。2月から導入された新型タイヤは、これまでの走法では好成績を残せない何かがある。この特性を早めに掴むことが、当面の間は大事になる。