木村武之がスタート決めて一気!
特別GIプレミアムカップも優勝戦を迎えた。準決で永井大介が敗れるなど多少の波乱はあったが、最も若い32期から鈴木圭一郎が進出し、優勝戦は豪華な顔ぶれだ。優勝戦3着までは、年末のスーパースター出場へのポイントが得られる為、激しいバトルになりそうだ。
準決で動きが良かったのは、9Rで1着だった木村武之と10Rで1着だった金子大輔。11Rは好枠の浦田信輔と中村雅人が順当に進出。12Rで1着だった鈴木圭一郎も、序盤で冷静な対処をして独走態勢に入った。ただ、レース後半で田中茂に詰められたのは、やや不安材料。
8人の、単純なスタート力は木村が最上位。次いで、鈴木か青山周平。金子、岩崎亮一、浦田、中村、田中はほぼ互角か。0メートルオープンではスタートがカギ。好枠に入った木村がトップスタートを決めそう。木村はエンジンも良いので、そのまま逃げ切るとみた。それを追って行く一番手は鈴木。更に、浦田や金子が続く。
鈴木は後続が来る前に木村を交わせれば、記念初優勝の大金星も十分ある。しかし、木村もそう簡単には抜かせないだろう。そうこうしている間に浦田がやってくる。浦田は鈴木の後ろにピタリとマークできれば必ず突っ込んでくる。鈴木にとっては序盤が大きなポイントになりそう。また、道中のアシでは金子もかなり良い。スタートで4番手までに出られれば、優勝争いにまで参加できる。当日の試走タイムが参考になるとは言え、この4人が上位争いをしそうだ。
展開的には少し厳しくなる中村は、8周戦が好材料になるが、今シリーズのアシを見ていると仕上がっているとは言えない。いつもの強烈な追い込みは期待できないか。田中も外枠からではスタート行けず、後方のまま動けない可能性もある。岩崎はスタート切れる時があるので、まだ望みはある。青山はこの位置からでは序盤に好位置を取ることは難しく、レースでも苦しくなりそう。
◎木村武之
○鈴木圭一郎
△浦田信輔
△金子大輔
▲中村雅人