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若井友和が執念の追い込みでV!
川口のGI・開設記念グランプリの優勝戦は地元の若井友和が制した。試走一番時計タイの機力を活かし、若井らしい果敢な走りを見せていた。
0ハンのスタートは戦前の予想通り佐藤摩弥が飛び出す。しかし、ペースは思ったように上がらなかった。その佐藤摩を交わしたのは同期の小原望。予選中にも佐藤摩の逃げを捕らえていたが、優勝戦でも佐藤摩をマークから交わした。そこからは小原のマイペース。そのまま押し切るかに見えた。10線からは一番人気の大木光がスタートで遅れを取り、中団を捌いてきたのは若井だった。レース後半は若井が小原との一騎打ちに持ち込んだ。ドラマが生まれたのは最終3コーナー。徐々に差を詰めていた若井が、小原に対し渾身の突っ込みを見せる。これが功を奏し1着でゴール。久々の栄冠を勝ち取った。
外来の強力者が優出モレした中で、若井は何が何でも勝ちたかっただろう。走りに気迫が感じられた。それを優勝という結果に残したのは流石だ。絶対的エースがいない川口勢を再び引っ張って行く存在になるかもしれない。
優勝戦を含め、今シリーズで活躍が目立ったのは小原。予選道中も良い走りをしていたが、優勝戦でも十分通用することを証明した。あと少しスタートが良化すれば記念レースを取れるだろう。31期でまだまだ成長の余地は大有りなので、今後の動向から目が離せない。