通常開催に加え、31期期別戦も組み込まれている!
今年に入り、各地区で行なわれている期別戦。今節は31期が集結して、通常とは違う勝ち上がりでその代表選手を決める。通常の方も、地元S級陣が好調キープしており地元勢の層は厚い。まずは通常の勝ち上がりで、優勝戦に顔を見せてきそうな選手の近況を追う。
地元大将格・浦田信輔は前走が浜松のGⅠ。肝心の準決で雨が降り、優勝戦には進めなかった。浦田はこのところ準決で雨走路に悩まされるケースが多い。しかし、良走路に関しては全く問題ない走りを見せている。今回も雨さえ降らなければ、当然の優勝候補筆頭に挙げられる。篠原睦も調子は良い。前走の伊勢崎では、高橋貢にやられて準優勝となったが、シリーズを通して軽快な動きを見せていた。武器の速攻も健在だ。荒尾聡が久々に結果を残した。前走となる地元開催で、今年8月以来の優勝。エンジンは仕上がりきってなかったが、これまでの経験を活かして1着ゴール。これからの巻き返しの狼煙になるか。その開催で優勝戦に乗っていたのが滝下隼平。まだ、成績はムラ傾向だが、良い日もあるので動向には注意が必要。細野俊介や牧瀬嘉葵らの快速派も、その優勝戦に乗っていた。冬場はスピードタイプの選手が活躍できる状況にある。
永冨高志はこのところずっと安定している。重富大輔や久門徹、竹谷隆も大崩れしているわけではないので、試走タイム次第によっては戦える状態。外来では丹村飛竜が前走の川口で優勝戦まで進み4着だった。
31期戦の方はと言うと、最も注目なのは青山周平。同期の中でこれまでの実績は圧倒的。当然、同期戦を制するものだと目されている。前走は浜松のGⅠ。3日目に不利があって落車してしまった。その後の2走はいずれも雨走路。良走路での動きは未知数だが、多少、車がおかしくても乗り手でカバーできる。
他で調子が良いのは渡辺篤。前走は地元のGⅠで、準決で5着になってしまい優勝戦までは進めなかったが、5日間の開催で1着を3本の好成績を修めた。平塚雅樹も状態は良い。前走は山陽のGⅡになるが、シリーズ通して走りは安定していた。小原望も前走の地元開催では4日間の内、1着3本。準決だけ7着になってしまったが、それ以外は素晴らしい内容。だいぶスピードが出てきてる。青山以外のS級は岩田裕臣だが、近況はあまり元気がない。それでも整備によってはS級選手としての存在感を示してくるかもしれない。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-14(26期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-21(27期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-30(27期)〕
久門 徹〔飯塚 S-37(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-40(28期)〕
青山 周平〔船橋 S-3(31期)〕
岩田 裕臣〔川口 S-46(31期)〕